内容説明
昭和２８年、築地魚市場の片隈の六坪のバラックで、森和夫は水産会社を興した。机四つに電話二台、従業員はわずか５人。大らかな人柄とバイタリティを武器に、大手商社の横暴、米国進出、特許係争など、多くの難問と格闘しつつ、約４０年の間に、森は如何にして資本金１７５億、従業員２０００名の一部上場企業に育てあげたのか。理想とロマンの灯を高く掲げる経営者の実像を描く実名経済小説。
感想・レビュー
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トラッキー
4
魚屋でありながらマルチャンラーメンを生み出した東洋水産を題材に、その創業から上場、創立30周年を祝うまでを、森社長の視点で描く企業小説。社長の強烈な指導力、やる気が企業を成功に導くパターンは、現在日経新聞で連載中のサントリーの例を彷彿とさせる。少し前までの日本経済には、頑張ればそれなりに報われる素地があった気がするが、今はそれが失われたのではと心配しながら読んだ。2017/04/17
azz3535
1
8.12008/07/28
