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ストロボ シンチョウブンコ
新潮文庫 ストロボ
340p / 15cm / A6判
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走った。
ひたすらに走りつづけた。
いつしか写真家としてのキャリアと名声を手にしていた。
情熱あふれた時代が過ぎ去った今、喜多川は記憶のフィルムを、ゆっくり巻き戻す。
愛しあった女性カメラマンを失った40代。
先輩たちと腕を競っていた30代。
病床の少女の撮影で成長を遂げた20代。
そして、学生時代と決別したあの日。
夢を追いかけた季節が、胸を焦がす思いとともに、甦る。
真保裕一[シンポユウイチ]
1961(昭和36)年生れ。アニメーションディレクターを経て’91(平成3)年、『連鎖』で江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。『取引』『震源』と続く通称『小役人』シリーズで着実に読者を獲得する。’95年の『ホワイトアウト』が人気を決定づけ、翌’96年吉川英治文学新人賞を受賞。’97年『奪取』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞を受賞した
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