感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まつうら
13
大倉喜八郎とか渋沢栄一とか、明治の産業振興に関わった人の本を読んでいると、何度も松永安左エ門のことが出てくるのでずっと気になっていたが、ようやく読む機会を得た。 上巻の安左エ門は、神戸で石炭商をやっている。若くして事業に成功しているが、まっすぐで正直な性格のせいか、ときに破天荒な取り引きをしてしまう様子にハラハラした。破天荒なところは、福沢桃介に振り回されているからで、桃介なんかと付き合わなければよいのにと思ってしまうが、桃介と付き合っているから安左エ門の人生をおもしろくしている面もあり、興味深い。2021/08/14
Rico
1
先日壹岐で初めて知った松永安左衛門の小説。すごい人生なのだけれど、女性遍歴にフォーカスがあたってたりとか、最初の頃のぼんぼん思考とかあまり共感できず本として楽しめなかった。2020/08/25