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新潮文庫
人にはどれだけの物が必要か―ミニマム生活のすすめ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 236p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101256030
  • NDC分類 519
  • Cコード C0195

出版社内容情報

モットーは、「買わずに拾う、捨てずに直す」。地球規模の環境破壊を前に、究極的エコロジーライフの実践を説く古典的名著。

腕時計は半世紀以上の愛用品。鍋にトースター、扇風機にテーブルと生活用品は拾いものに貰いものばかり。「買わずに拾う、捨てずに直す」をモットーに、徹底した倹約・リサイクルで資源の有効利用に励む日々。使い捨ての大量消費が蔓延すれば、森は枯れて文明が滅びる。地球規模の環境破壊を前に、人間と社会のありかたを問い直し、究極的エコロジーライフの実践を説く古典的名著。

内容説明

腕時計は半世紀以上の愛用品。鍋にトースター、扇風機にテーブルと生活用品は拾いものに貰いものばかり。「買わずに拾う、捨てずに直す」をモットーに、徹底した倹約・リサイクルで資源の有効利用に励む日々。使い捨ての大量消費が蔓延すれば、森は枯れて文明が滅びる。地球規模の環境破壊を前に、人間と社会のありかたを問い直し、究極的エコロジーライフの実践を説く古典的名著。

目次

第1部(私の生き方;地球から緑が消える;家畜には草、ペットには残飯を;地救原理の導入を;地球は私のもの、私は地救人)
第2部(人にはどれだけのものがいるか;国際化時代の環境問題;「地球化」を迫られる座標軸なき国家・日本)

著者等紹介

鈴木孝夫[スズキタカオ]
1926(大正15)年、東京生れ。慶応義塾大学文学部英文科卒。同大学名誉教授。専攻は言語社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

優希

46
いかに自分が自分を甘やかして生活しているかを突きつけられた気分です。2022/01/10

Miyoshi Hirotaka

34
近代科学により、神の御旨に適うかどうかで判断されてきたことが、科学的に正しい、経済的に有利だということで広く認められるようになった。ところが、地球は蓋をした金魚鉢のような閉鎖循環系であるにも関わらず、行為と被害の因果関係が明確に立証されにくい産業活動の悪影響は放置されたままだ。そのため、過度の生産と消費活動により地球の自然循環が妨げられ、破壊されている。今こそ地球環境の有限性に着目し、経済学や工学とは異なる原理原則で整理縮小を考えるべきだ。トルストイの寓話で述べらた過度の成長への警告は既に現実化している。2014/10/22

baboocon

28
2016年1冊目。タイトルから最近流行りのミニマリズム本のような内容を想像していたら全然違ってズッシリと重かった。ゴミでも壊れた製品でもできる限り拾ってリサイクル/修理して使うなどし、資源を大切にする生活を何十年も続けてきた著者。経済最優先の価値観から地救(球)の価値観への転換を説く。20年以上も昔に書かれた本だが、残念ながら今も人類は変わっているとは言えない。無駄なモノを買わない、買い物袋は持参する、電気や水も無駄に使わない…ベタで地味だけど、個人レベルではそういうことを気をつけていくしかないのかな。2016/01/02

のんき

8
物は買わずに拾ってこい、って趣旨のことが書いてあるんで買う(それも新刊書店で)のにはちょっと気合が必要になるところがこの本の微妙なところかも(笑)2014/04/25

アイネット

7
拾って直すは難しいけど、ミニマム生活には賛成。ものがあふれた生活にはちょっと疲れだしていますw2015/07/15

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