出版社内容情報
サバイバル登山を実践する著者が、江戸、明治時代の古道ルートを辿るため、当時の装備で駆け抜ける古典的で斬新な山登り紀行。
「鯖街道」と呼ばれる若狭から京都へと続く山道。担ぎ屋は灯りも持たず一昼夜で駆け抜けたという。著者は現在のルートより短距離で一直線だが、はるかに急峻な古道を探し、テントも燃料も持たず、草鞋を履きその道を辿る。現代の山行はテクノロジーの進化で、自然と闘い、溶け込む、本来の行為から遠くなった。奥多摩、北アルプス、奥秩父――登山の原点を見つめたサバイバル紀行。
内容説明
「鯖街道」と呼ばれる若狭から京都へと続く山道。担ぎ屋は灯りも持たず一昼夜で駆け抜けたという。著者は現在のルートより短距離で一直線だが、はるかに急峻な古道を探し、テントも燃料も持たず、草鞋を履きその道を辿る。現代の山行はテクノロジーの進化で、自然と闘い、溶け込む、本来の行為から遠くなった。奥多摩、北アルプス、奥秩父―登山の原点を見つめたサバイバル紀行。
目次
奥多摩・笹尾根縦走―一〇〇年前の装備で山に入る
奥秩父・笛吹川東沢溯行―日本に沢登りが生まれた日
北アルプス・奥穂高岳南稜登攀―ウェストンの初登攀をたどる
若狭~京都北山・小浜街道針畑越―鯖街道を一昼夜で駆け抜ける
北アルプス・白馬岳主稜登攀―「ある登攀」を追いかけて
北アルプス・小川温泉~鹿島槍ヶ岳―黒部奥山廻りの失われた道
北アルプス・鹿島槍ヶ岳北壁登攀~八峰キレット縦走―火を持ち歩くということ
著者等紹介
服部文祥[ハットリブンショウ]
1969(昭和44)年神奈川県生れ。学生時代はワンダーフォーゲル部所属。’96(平成8)年から山岳雑誌「岳人」編集部に参加。K2登頂など、オールラウンドな登山を経験したあと、装備を切りつめ食糧を現地調達するサバイバル登山をはじめる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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gonta19
マリリン
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りんご
みや