新潮文庫<br> 管見妄語 大いなる暗愚

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新潮文庫
管見妄語 大いなる暗愚

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  • サイズ 文庫判/ページ数 198p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101248110
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

米国の策略に警鐘を鳴らし、国民に迎合する安直な政治を叱りつけ、ギョウザを熱く語る。「週刊新潮」の大人気コラム待望の文庫化。

郵政民営化も時価会計も医療改革も市場主義万能論も米国の策略である。Jリーガーよ、紳士たれ。政治家は国民に迎合するな。プロフェッサー藤原は、日本人に警鐘を鳴らす一方で、ギョウザ、英国人の美風、文語、浮世絵、健気な教え子、ひばりの歌……、素晴らしいものは褒めちぎる。勿論、自らの魅力に満ちた風貌と人格を自覚し、ハニートラップへの注意も怠りないのであった。

内容説明

郵政民営化も時価会計も医療改革も市場主義万能論も米国の策略である。Jリーガーよ、紳士たれ。政治家は国民に迎合するな―国を憂えるプロフェッサー藤原は、日本人に警鐘を鳴らす一方でギョウザ、英国人の美風、文語、浮世絵、健気な教え子、ひばりの歌…素晴らしいものは褒めちぎる。勿論、自らの魅力に満ちた風貌と人格を自覚し、ハニートラップへの注意も怠りないのであった。

目次

第1章 歴史に何を学んだか(うなだれるドイツ;三十年ぶりのローマ ほか)
第2章 日本の底力(『国家の品格』の著者の品較;文化人の世渡り術 ほか)
第3章 政治家の役割(前提なくして結論なし;選挙の遺物 ほか)
第4章 人間の本質は変わらない(タックスペイヤー;年齢詐称 ほか)
第5章 文化の力(夫のストレス、妻のストレス;白い花が好きだった ほか)

著者等紹介

藤原正彦[フジワラマサヒコ]
1943(昭和18)年、旧満州新京生れ。東京大学理学部数学科大学院修士課程修了。お茶の水女子大学名誉教授。’78年、数学者の視点から眺めた清新な留学記『若き数学者のアメリカ』で日本エッセイスト・クラブ賞を受賞、ユーモアと知性に根ざした独自の随筆スタイルを確立する。新田次郎と藤原ていの次男(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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佐々陽太朗(K.Tsubota)

92
「大いなる暗愚」とはあるいはマスコミのことでもあるのだろう。著者が「はじめに」に書いていらっしゃる「もし本書に新しい視点が少しでもあったとしたら、それはいつも本質を外しておいてくれるマスコミの親切のおかげである」とは痛烈な皮肉である。民主主義の見苦しさ、国民の目線に立った政治などというポピュリズムのあさはか、移ろいやすく無責任な民意、優秀な官僚を使いこなせない無能な政治家、民主党に見る薄っぺらな人気取り政策等々、世の中は忌々しいことばかり。それを一刀両断に切って捨てる著者の文章の小気味良さに胸のすく思い。2015/10/05

saga

59
『国家の品格』に続き、著者の本を読む。文庫本の奥付は平成24年だが、著作自体は東日本大震災前の作品。著者に「小泉竹中政権がもたらした災禍」と言わしめた自民党と並び、政権交代した民主党は事業仕分けで科学技術の進歩を阻害した。ユーモアとウイットに富んだエッセイだが、政治と民主主義に対する深い定見に感服した。2022/04/30

こばまり

39
クールな母が珍しく「久しぶりに胸のすくものを読んだ。正論正論ワッハッハッ」と手放しで褒め、あまつさえ知らぬ間に私の鞄に滑り込ませていたので。確かに清々しい。ニヤリとしたり頷いたりしている間にサクサクと読了。2016/02/24

HANA

13
コラム集。自己に言及した部分は反応に困るものも多いが、政治等に関しては民主党マニフェストの胡散臭さや事業仕分けの阿呆らしさを当時から見抜いていたりと、割とバランスがとれている様に感じた。それでもやはり前書きからか、どうしても山本夏彦と対比して物足りなさを感じてしまう。コラムならやはり寸鉄人を刺すようなそういうものが読みたかったのであるけれども。2012/05/31

anco

10
藤原氏の知識とユーモアに富んだエッセイでした。「国民の目線に立った政治を目指すことは悪い主義である。国民の目線とは国民の平均値に過ぎず、政治家の役割はこのような意見を拝聴することではなく、国民の悩みや不安を洞察し、それらに機敏に手を打ち、また大局観に立って人類の平和を希求し国家と国民を安寧に導くことである。」そうです。2015/01/02

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