出版社内容情報
米国の策略に警鐘を鳴らし、国民に迎合する安直な政治を叱りつけ、ギョウザを熱く語る。「週刊新潮」の大人気コラム待望の文庫化。
郵政民営化も時価会計も医療改革も市場主義万能論も米国の策略である。Jリーガーよ、紳士たれ。政治家は国民に迎合するな。プロフェッサー藤原は、日本人に警鐘を鳴らす一方で、ギョウザ、英国人の美風、文語、浮世絵、健気な教え子、ひばりの歌……、素晴らしいものは褒めちぎる。勿論、自らの魅力に満ちた風貌と人格を自覚し、ハニートラップへの注意も怠りないのであった。
内容説明
郵政民営化も時価会計も医療改革も市場主義万能論も米国の策略である。Jリーガーよ、紳士たれ。政治家は国民に迎合するな―国を憂えるプロフェッサー藤原は、日本人に警鐘を鳴らす一方でギョウザ、英国人の美風、文語、浮世絵、健気な教え子、ひばりの歌…素晴らしいものは褒めちぎる。勿論、自らの魅力に満ちた風貌と人格を自覚し、ハニートラップへの注意も怠りないのであった。
目次
第1章 歴史に何を学んだか(うなだれるドイツ;三十年ぶりのローマ ほか)
第2章 日本の底力(『国家の品格』の著者の品較;文化人の世渡り術 ほか)
第3章 政治家の役割(前提なくして結論なし;選挙の遺物 ほか)
第4章 人間の本質は変わらない(タックスペイヤー;年齢詐称 ほか)
第5章 文化の力(夫のストレス、妻のストレス;白い花が好きだった ほか)
著者等紹介
藤原正彦[フジワラマサヒコ]
1943(昭和18)年、旧満州新京生れ。東京大学理学部数学科大学院修士課程修了。お茶の水女子大学名誉教授。’78年、数学者の視点から眺めた清新な留学記『若き数学者のアメリカ』で日本エッセイスト・クラブ賞を受賞、ユーモアと知性に根ざした独自の随筆スタイルを確立する。新田次郎と藤原ていの次男(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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