新潮文庫<br> 百人一語

新潮文庫
百人一語

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  • サイズ 文庫判/ページ数 328p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101244099
  • NDC分類 281.04
  • Cコード C0112

内容説明

神話時代の倭建命から現代の三島由紀夫まで、古今にわたる著名な日本人百人の印象的な一言。遺された言葉を通して、その人の人生と思想の核心を読み解く。文学・芸術・学術・宗教・政治…等々、あらゆるジャンルの正統も異端も含めた日本人が、どう生き、どう思想してきたかが、清冽な太い流れとして浮び上がる。―「梅原日本学」のエッセンスにして、更なる新展開を示す名著。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

安国寺@灯れ松明の火

11
私が最近引っかかっている言葉のひとつに、「ポジショントーク」があります。「人は立場に縛られる」のは私も理解できます。が、立場がその人の行動・言動の原理のすべてと見なすのは、やはり適切ではないと思います。ある人の立場を明らかにすることは歴史学などでは重要なステップだと思われますが、それを当てはめすぎると議論や相互理解が成り立たなくなってしまいますので。著者の人物評が面白いのは、視点が多様であることに加え、その人物の立場というものをそれほど重視していないように見えることもあるかもしれません。2012/06/28

KAZOO

5
古事記のイザナギノミコトから湯川秀樹まで梅原さんが独自の判断で選んだ100人の言葉を3ページほどにまとめて書かれています。もともとは新聞に連載されていたものらしいのですが、まとめてみると日本史のある面で切り取ったような感じがします。その言葉の持っている背景やその人物についての批評などはさすが梅原さんという感じがします。2013/07/16

こっき

3
電車に乗る時によくこれを読んでいました。興味のない、またはよく知らない偉人について読んでも何も頭に入ってこないのですが、たま~に頁を開くと「あっ、この人!」と思える人に出くわし、興味を持って読むことができました。読了に何年もかかってしまいましたが、価値ある一冊です。2014/07/14

Gen Kato

2
再読。短くまとめられた読みやすい「古典エッセイ」ですが、ところどころに梅原節がきいていて愛読者としては嬉しいです。2015/07/15

Yoshiyuki Nishikawa

1
再読。こういう種の本は、たまにぱらぱらと見返すのに良いですね。2012/07/16

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