新潮文庫<br> 黒祠の島

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新潮文庫
黒祠の島

  • 小野 不由美【著】
  • 価格 ¥935(本体¥850)
  • 新潮社(2007/07発売)
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  • サイズ 文庫判/ページ数 496p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784101240282
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

「そう―ここは黒祠なのですよ」近代国家が存在を許さなかった“邪教”が伝わる、夜叉島。式部剛は失踪した作家・葛木志保の姿を追い求め、その地に足を踏み入れた。だが余所者を忌み嫌う住民は口を閉ざし、調査を妨害するのだった。惨事の名残を留める廃屋。神域で磔にされていた女。島は、死の匂いに満ちていた。闇を統べるのは何者なのか?式部が最後に辿り着いた真実とは。

著者等紹介

小野不由美[オノフユミ]
大分県中津生れ。大谷大学在学中に京都大学推理小説研究会に在籍。「東亰異聞」が1993(平成5)年、日本ファンタジーノベル大賞の最終候補作となり、話題を呼ぶ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nobby

149
“黒祠”とは怪しげな神を信仰する邪教、自らそう語る島の閉塞ぶりは半端ではない…知人女性の失踪を追い辿り着いた夜叉島。しかし島民は「見覚えがない」と口を揃える…そして迎える惨劇と余所者への冷酷な目線。もう完全にホラー展開を予想していたが以外にも犯人探しミステリ!一族として人物が続々出てくるが、あまり気にせず読んで正解。島中にあふれる風鈴・風車の意味やメズなど、不可思議でおどろおどろしい雰囲気深めていくのは小野さんらしい。不浄や残酷ばかり重なる真相は混乱と嫌悪を極めるが、救われるラストにようやくホッと出来る。2018/12/15

ミュポトワ@猫mode

113
初お目見えが2001年の本に向かって、いまさらな感じですが、この本超面白いですよ!ミステリーホラーなので万人にオススメできるものではないですが、俺は最高に好きです。小野先生特有の後半に面白さが大爆発するって感じはそのままに、前半部分もなかなか面白い。最終的に俺は騙されるわけですが、その着眼点はなかったわってミステリーとしても良好な上、閉鎖社会のゾクリとする怖さもあって最後は一気に読みほしましたw今回も面白怖い良作が読めてよかった♪今日の夢に出てきますな、これはw屍鬼のときも夢に出てきたしwあー怖いwww2020/07/16

ntahima

104
『国家神道の中にあって黒祠とは統合されなかった神社を言う』の言葉に引かれ購入。呪われ打ち捨てられた漁村と禁忌の島の違いこそあれラヴクラフトの『インスマウスの影』を思わす導入部。新たなるクトゥルフ神話の誕生か!と思いきや一転豪雨により孤立した島の神社境内に顔を潰された逆さ吊りの女性の死体が。うむむ、これは獄門島か(絶句!)この手の路線も嫌いじゃないよと読むうちに、最初のおどろおどろしい雰囲気は霧散して、探偵役の主人公と島の関係者との会話が延々と続く本格推理へと再転。黒祠の教義についてもっと触れてほしかった。2011/01/02

ちーたん

99
★★★★☆THE本格ミステリを存分に味わえる1冊!余所者を寄せ付けない独特の因習と信仰を持つ『夜叉島』。失踪した作家・葛木志保の消息を追って島へ上陸した主人公・式部は島民に聞いて周るも誰もが知らぬと言う。やっと見つけた目撃者は後日証言を翻し、物的証拠も何者かによって盗まれ…。やがて突き止める島ぐるみの猟奇殺人の隠蔽!過去にも類似の惨劇が?!…この島はいったい?◆描写が丁寧で異様な島に自分も迷い込んだよう。口を閉ざす島民の不気味さ。島に伝わる神の存在。季節外れの風鈴に風車。真相も二転三転し、読み応えあり!2020/04/30

JKD

89
黒祠に馬頭鬼伝説、解豸の決裁に守護さん、とにかく不穏で重苦しく胡散臭い夜叉島。閉鎖的な島ならではの複雑な血縁関係と登場人物の多さに少々うんざりしてくるけど、事件の核心へ近づくにつれ全体が見えてくるとこれがなかなか面白い。金田一シリーズみたいに家系図(関連図)書きながら読めばよかったかなと若干後悔です。2017/05/15

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