内容説明
漫才とは、世の中の礼儀作法を無視して、堅苦しい物事は全部笑ってしまうものである―。1980年代に一世を風靡した、ビートたけし、ビートきよしの名コンビ、ツービートが帰ってきた!痛烈な社会風刺、男子中学生もビックリの下ネタ…俎上に上がった方はご愁傷さま。過激すぎてテレビでは絶対放送できない、著者渾身の猛毒の台本。文庫版特典「ああ、3月11日」を緊急収録。
著者等紹介
ビートたけし[ビートタケシ]
1947(昭和22)年、東京・足立区生れ。浅草フランス座で芸人修業中に知り合ったきよしと漫才コンビ「ツービート」を結成、漫才ブームで一躍人気者となる。その後もソロとして、テレビやラジオの出演、映画や出版の世界などで国民的な活躍を続けている。映画監督・北野武としても世界的な名声を博す。’97(平成9)年には「HANA‐BI」でベネチア国際映画祭グランプリを受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yukinden
5
嘘や欺瞞について考える。人前では、心にもないことを言ったり、都合の良い嘘をついたりする。そこで、バカヤローと言って、本音を言ったりおかしいことはおかしいと言うことも実は大切なことなんじゃないか…自分も他人も騙して生きてやしないか…… ただそこに笑いという要素が入ってくると、本音というか悪口、毒舌、ネタの範疇だけれども。しかし、当たり前のことにたいして、バカヤロー!という姿勢は、自分の中のどこかで持ってないといけないんだと思う。2011/12/12
シュースケ(ザ・うすくら~ず)
4
普段、タックルでは無言を徹しているけど、本当は色々言いたいんだろうなという浅草キッドさんの話が興味深かった。2013/08/23
aosora
2
下ネタと悪口のオンパレード。それしかなく、途中飽きてしまった。漫才は決まった時間内で終わるからいいんじゃないかと思った。 とは言え、彼が色んな人を知ってるのは確かだし、色んな分野で活躍しているのは事実。天才と呼ばれるだけのことはあるんだろうけど、この本は正直面白いとは思えなかった。 2012/11/29
kobbanova
2
活字で読むと、あまりにも下品なことに恐れ入る。やたらと多い下ネタ、そして差別用語、単なる悪口。社会風刺な要素もあるが、それも下ネタに繋げるための単なる材料に過ぎないと思えるほど。しかし、毒舌もここまで下品であるともはや清々しい。ただ、次々と言葉遊び的に紡がれる単語の羅列は、活字で読んでるとつい意味を考えてしまうので、リズム感が損なわれちゃいますね。2012/01/16
真
1
下ネタのオンパレードでしたが、この本をおもしろいと感じられる自分に驚きました。数年前の私だったら確実に汚らしいと思ってたでしょうね。どちらかというと下ネタの中でも下品な方に入ると思うのですが、なぜか笑ってしまう。ビートたけしさんって国民が思っているけど、なかなか口に出して言えないことを言ってしまえる人だと思います。テレビでは流せないから本にしてしまったのでしょうか。これを読んで劇場に駆け込みたい衝動にかられました。漫才がみたいですね。ツービートの黄金期を私は知らないですが、こんな感じだったのでしょうか。2013/04/12