内容説明
テポドン、プルサーマル、クローン、カミオカンデ、火星探査…どれも最近話題になった科学ニュースです。あなたは、それらのしくみを、お子さんや職場の同僚に説明できますか。今や科学が理解できないと、ビジネスでも困るです。本書ではニュースによく登場する35のキーワードを、丁寧な図解と共にギリギリまで易しく説明。高校レベルの知識があればOKです。
目次
第1章 航空宇宙の話(宇宙ステーション―宇宙の工事現場でも鳶や大工さんが活躍する;宇宙服―服の中の気圧をうんと低くしないと活動できない ほか)
第2章 エネルギーの話(重油流出―原油の沸点の違いで軽油や灯油、ガソリンが作られる;人工ミニ地球―青森県六ヶ所村にできた人工の自然による栽培室 ほか)
第3章 医療技術の話(バイキンとウイルス―ウイルスは細胞がなく、生物に寄生して増殖する;O‐157―百七十三種ある大腸菌の中で最も強い攻撃力をもつ ほか)
第4章 その他の話(サイドワインダー―赤外線センサーで敵機の熱を感知し、方向を制御;不発弾―爆発の要となる信管は遠心力や摩擦力を利用した構造 ほか)
著者等紹介
中野不二男[ナカノフジオ]
1950(昭和25)年、新潟県生れ。’78年に渡豪。シドニーのエンジニアリング会社技術部に勤務。同時に先住民アボリジニーに関する調査研究と執筆活動に入る。’82年に帰国。以後、作家としてノンフィクションと科学の分野で活躍する。’90(平成2)年に『レーザー・メス神の指先』で大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。元・宇宙開発委員会特別委員
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