新潮文庫<br> 落語的学問のすすめ

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新潮文庫
落語的学問のすすめ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 244p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101189116
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

内容説明

毎週月曜日の一時限目は、落語家の桂文珍こと関西大学非常勤講師・西田勤先生の国文学史の講義です―。「大学」の「学問」の枠を飛び出し、吉本興業から心理テストまで、なんでもネタにして上方落語の面白さを語って、教室を爆笑の渦に巻き込んだ話題の講義。落語的ギャグ感覚で学べば退屈な世の中が違って見える、読んで必ずためになる講義録。本書は決して眠くならないこと保証付き。

目次

落語的ギャグ感覚のすすめ
無知に甘えていることが恥ずかしい
笑いは人生の“瀬戸大橋”
今日はシャレでっせ!
ギャグもまた真なり
“危ない”と天才はメビウスの輪
上方落語のルーツは辻咄
眼光紙背で世の中を読む
パラボラ世代の情報感覚を嗤う
“起承転結”のコツ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぶんぶん

13
桂文珍の関西大学での講義録。1989年といささか古いが、落語は江戸時代ともっと古い。落語の感性を学ぶに古い新しいは無いと読んでみた。実に新鮮です、講義をまるまる一冊の本にしたとか。編集の必要性が無い完成形だったとか。これの第二弾が慶應義塾編です。2014/03/10

海恵 ふきる

10
桂文珍師匠が関西大学月曜1限の非常勤講師を務めた際の講義録。月曜1限でも出席したい授業などそうそうないが、師匠の授業なら出たい。上方落語の語り口そのまま文に落としてあるので、まるで高座を聴いているかのようにすらすらと読める。ひたすらギャグを喋り続けるも授業の最後にさらっと大事なことを言い、必ず10分前にはお開きにするという授業スタイル。師匠とお茶をした生徒もいたようで、うらやましい限りである。 今なら炎上しそうな冗談も所々見受けられるがそこらへんはきっと大らかだったのだろう。2020/05/21

nekosuke

2
関西大学の講義を、そのまま活字化した本です。関西弁語り口調、(笑)表記、熱気未満温かい以上の教室の空気が感じ取れる内容でした。つまるところ、真実は何かということを自分の目と耳と行動によって掴みなはれ、という奥深い講義だったのではないかと思います。2015/06/19

Chiyo Morimoto

2
粋言葉にしゃれ言葉、すきぃ。落語的なギャグ感覚で眺めていく中に意外な真実がみえてくるやもわかりません。 1月末にある文珍さんの一期一笑いきたいなぁーん。2014/12/25

しん

1
我が母校での講義の内容だったが、非常に面白く、機知に富んだ中味であり、いい刺激となったものと思います。また、機会があれば、復活していただきたいですね。2014/05/31

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