新潮文庫<br> 海の都の物語〈1〉―ヴェネツィア共和国の一千年

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海の都の物語〈1〉―ヴェネツィア共和国の一千年

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  • サイズ 文庫判/ページ数 240p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784101181325
  • NDC分類 237
  • Cコード C0122

内容説明

ローマ帝国滅亡後、他国の侵略も絶えないイタリア半島にあって、一千年もの長きにわたり、自由と独立を守り続けたヴェネツィア共和国。外交と貿易、そして軍事力を巧みに駆使し、徹底して共同体の利益を追求した稀有なるリアリスト集団はいかにして誕生したのか。ヴェネツィア共和国の壮大な興亡史が今、幕を開ける。「ルネサンス著作集」中の大作、待望の文庫化、全六冊。

目次

第1話 ヴェネツィア誕生(蛮族から逃れて;迎え撃つ;聖マルコ;海の上の都;運河;地盤づくり;広場;井戸;国づくり)
第2話 海へ!(海賊退治;海の高速道路;海との結婚式;交易商品;ヴェネツィアの船;帆船;ガレー船;東方への進出)
第3話 第四次十字軍(エンリコ・ダンドロ;契約;ヴェネツィアへ;コンスタンティノープル;コンスタンティノープル攻城戦;落城;ラテン帝国;ヴェネツィアが得た“リターン”)

著者等紹介

塩野七生[シオノナナミ]
1937年7月7日、東京生れ。学習院大学文学部哲学科卒業後、イタリアに遊学。’68年に執筆活動を開始し、「ルネサンスの女たち」を「中央公論」誌に発表。初めての書下ろし長編『チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷』により1970年度毎日出版文化賞を受賞。この年からイタリアに住む。’82年、『海の都の物語』によりサントリー学芸賞。’83年、菊池寛賞。’92年より、ローマ帝国興亡の歴史を描く「ローマ人の物語」にとりくむ(2006年に完結)。’93年、『ローマ人の物語1』により新潮学芸賞。’99年、司馬遼太郎賞。2002年、イタリア政府より国家功労勲章を授与される。’07年、文化功労者に選ばれる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ヴェネツィア

206
蛮族に追われてラグーナに逃れ、そこから文字通り物理的にも制度的にも都市国家ヴェネツィアを創立し、やがて高速海路網を確立するにいたる第4次十字軍までを描く。ここで特筆すべきなのは、他の一般の歴史書とは違って、「物理的な建国」をヴェネツィアの基礎として位置づけていること。まず、何はともあれ、それこそがヴェネツィアだけが持つ特異点なのである。また、冒頭に紹介される守護聖人サン・マルコのエピソードも実にヴェネツィアらしい。すなわち、それが例え禁を犯したものであろうと、お金で買ったものであろうと全く気にしないのだ。2014/03/10

KAZOO

93
これもむかしはハードカバーでは読んでいるのですが、文庫本6冊で読み直してみようと思っています。この巻ではヴェネツィアの成り立ちから、コンスタンチノープルにおける第四次十字軍のヴェネツィア軍の参戦までが描かれています。私は特に最初のヴェネツィアの様々な土木技術によって都市が成立していくさまが楽しめました。雨水をためる方法などかなりの技術が使われていると思われます。また十字軍では水軍の役割を果たしているさまが興味を引きました。2015/07/08

優希

82
ローマ滅亡後、如何にしてヴェネツィアが生き延びたかがわかります。現在の時点を考えると、こうしなければならなかった道のようなものがあったのですね。外交、貿易、軍事力を巧みに利用しながら歩んできた歴史を見ていきたいと思います。2018/12/27

kawa

50
ようやく「ローマ人の物語」を読了しこちらへ。ヴェネツィアは旅して印象に残るベストな街、そんな街の歴史小説に出会えて嬉しい。第1巻はフン族・アッティラの侵入をきっかけとする海上都市の誕生から発展、中世の海の民としての活躍、さらには第4次十字軍への協力・コンスタンティノーブルの占領あたりまでの800年の歴史が描かれる。登場人物として印象的なのは老獪な元首エンリコ・ダンドロくらいなので、こちらは2巻以降に期待したい。2019/05/24

Nat

44
イタリア復習本。あまり予習もせずにヴェネツィア に行ったら、迷宮のような街の魅力に取り憑かれてしまいました。傭兵に頼っていた国が多かったイタリアの中で、ヴェネツィア は海軍を活用して、東地中海の覇権を握っていったことを知りました。一巻では、第四次十字軍の時のドージェ、エンリコ・ダンドロに感心しました。80過ぎて視力も落ちてるのに、コンスタンティノープルまで行き、ヴェネツィア 共和国に利することだけを考えて行動したことにびっくり。六巻まで読むのが楽しみです。2018/09/16

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