新潮文庫<br> マキアヴェッリ語録 (改版)

個数:
電子版価格
¥572
  • 電書あり

新潮文庫
マキアヴェッリ語録 (改版)

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年04月19日 02時57分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 273p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101181066
  • NDC分類 311.237
  • Cコード C0110

出版社内容情報

日本のリーダーが読めば、この国は必ず変わる。イタリア最大の思想家が綴った至高の箴言集。

「天国へ行くのに最も有効な方法は、地獄へ行く道を熟知することである」「いかなる手段もその目的にとって有効ならば正当化される」「人間は必要に迫られなければ善を行わない」……。浅薄な倫理や道徳を排し、ひたすら現実の社会のみを直視した、中世イタリアの思想家・マキアヴェッリ。「マキアヴェッリズム」という言葉で知られる彼の思想の真髄を、塩野七生が一冊にまとめた箴言集。

内容説明

「天国へ行くのに最も有効な方法は、地獄へ行く道を熟知することである」「いかなる手段もその目的にとって有効ならば正当化される」「人間は必要に迫られなければ善を行わない」…。浅薄な倫理や道徳を排し、ひたすら現実の社会のみを直視した、中世イタリアの思想家・マキアヴェッリ。「マキアヴェッリズム」という言葉で知られる彼の思想の真髄を、塩野七生が一冊にまとめた箴言集。

目次

第1部 君主篇(わたしがここに書く目的が、このようなことに関心をもち理解したいと思う人にとって、実際に役立つものを書くことにある以上;歴史に残るほどの国家ならば必らず、どれほど立派な為政者に恵まれようとも、二つのことに基盤をおいたうえで種々の政策を実施したのであった。それは;きみは、言う。「そうはならないだろう。われわれは彼らに対し、一致団結するであろうから」しかし ほか)
第2部 国家篇(祖国の存亡がかかっているような場合は、いかなる手段もその目的にとって有効ならば正当化される;これまでの歴史を見ても、その中で細心の注意を払って共和制を築きあげてきた人々はとくに、改革を迫られた制度のうちでは、自由を守るための制度を整えるのが、最も重要なことだと考えてきた。なぜなら;なぜ、人々の心に自由に生きることへの強い愛着が生れてくるのか、という問いへの答えは簡単である ほか)
第3部 人間篇(名声に輝く指導者たちの行為を詳細に検討すれば、彼らがみな、運命からは、機会しか受けなかったことに気づくであろう。そして;運命について力量について時代性について;古代えが中絶されるのを望まな・リヴィウスはこう言っている。「運命は、自分の考えが中絶されるのを忘ましい場合、その人を盲にしてしまう」と ほか)

著者等紹介

塩野七生[シオノナナミ]
1937年7月7日、東京生れ。学習院大学文学部哲学科卒業後、イタリアに遊学。’68年に執筆活動を開始し、「ルネサンスの女たち」を「中央公論」誌に発表。初めての書下ろし長編『チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷』により1970年度毎日出版文化賞を受賞。この年からイタリアに住む。’82年、『海の都の物語』によりサントリー学芸賞。’83年、菊池寛賞。’93年、『ローマ人の物語1』により新潮学芸賞。’99年、司馬遼太郎賞。2002年、イタリア政府より国家功労勲章を授与される。’07年、文化功労者に選ばれる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

月讀命

78
君主論などマキアヴェッリの著作よりの抜粋。古き昔に書かれた本からの抜粋であるが、現代社会にも通用する本である。君主たる者、為政者たる者の行うべき方策が具体的に本音で書かれている羅針盤である。お偉い政治家さん読んでください。抜粋なので前後関係が解らず理解しづらい面もあるが、通勤かばんにでも忍ばせておいて、さっと見るのがいい。君主とは全く縁のない私であるが、組織の中でのリーダーシップをとり方のヒントが隠されている様な気がする。「マキアヴェッリ」。このカタカナの羅列を、いまだに発音できないのは私だけでしょうか?2014/10/13

KAZOO

76
もうすぐ、「ローマ人の物語」を文庫本での再読が終了しそうなので塩野さんのほかの本を探していたらこの本を見つけました。世界の名著でもう少ししたら、マキアヴェッリを読もうと思うのでこの本がちょうどいいと感じました。この本では主に、「君主論」と「政略論」からのことばが多く採用されています。塩野さんの見方というのはこの本を読んでいて、日本人の女性の割には西欧的な考え方をする人で、権力的な悪をある程度認めているような気がしました。2015/05/13

壱萬弐仟縁

55
私の目的は、ただ一つ、マキアヴェッリの思想を、彼が対象にした人々に近い条件で、現代の日本人に提供したかったこと(10頁)。183語録から成る。人間にとって、いかに生きるべきかということと、実際はどう生きているかということは、大変にかけ離れている。人間いかに生きるべきか、ばかりを論じて現実の人間の生きざまを直視しようとしない者は、すべてを失い破滅に向うしかなくなる(62頁)。 思いやりに満ちており、信義を重んじ、人間性にあふれ、公明正大で信心も厚いと、思わせることのほうが重要(68頁)。2017/08/30

53
マキャベリの『君主論』と『政略論』を中心とした抜粋文集。行間が多く気ままによめる。七生さんのまえがき「読者に」だけでもよむ価値あり。単なる抜粋文集でない作品に仕上がっているように思う。人間の核心をついたマキャベリのことばの数々に、正直大半はつめたい印象をうけたが、中には共感できる一文もあった。2015/10/14

aponchan

32
16世紀に生きたマキアヴェッリの語録。反映する国は傭兵ではなく自国民による軍が必要等々、アメリカに守られている日本の現状を考えるにいろいろなものを示唆している内容。若手行政官への推薦図書にもなっている。日常生活に生かす機会は少ないように思われるが、会社生活の中ではふと考えさせられる場面もあるように思う。2018/10/06

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/547696
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。