出版社内容情報
日本のリーダーが読めば、この国は必ず変わる。イタリア最大の思想家が綴った至高の箴言集。
「天国へ行くのに最も有効な方法は、地獄へ行く道を熟知することである」「いかなる手段もその目的にとって有効ならば正当化される」「人間は必要に迫られなければ善を行わない」……。浅薄な倫理や道徳を排し、ひたすら現実の社会のみを直視した、中世イタリアの思想家・マキアヴェッリ。「マキアヴェッリズム」という言葉で知られる彼の思想の真髄を、塩野七生が一冊にまとめた箴言集。
内容説明
「天国へ行くのに最も有効な方法は、地獄へ行く道を熟知することである」「いかなる手段もその目的にとって有効ならば正当化される」「人間は必要に迫られなければ善を行わない」…。浅薄な倫理や道徳を排し、ひたすら現実の社会のみを直視した、中世イタリアの思想家・マキアヴェッリ。「マキアヴェッリズム」という言葉で知られる彼の思想の真髄を、塩野七生が一冊にまとめた箴言集。
目次
第1部 君主篇(わたしがここに書く目的が、このようなことに関心をもち理解したいと思う人にとって、実際に役立つものを書くことにある以上;歴史に残るほどの国家ならば必らず、どれほど立派な為政者に恵まれようとも、二つのことに基盤をおいたうえで種々の政策を実施したのであった。それは;きみは、言う。「そうはならないだろう。われわれは彼らに対し、一致団結するであろうから」しかし ほか)
第2部 国家篇(祖国の存亡がかかっているような場合は、いかなる手段もその目的にとって有効ならば正当化される;これまでの歴史を見ても、その中で細心の注意を払って共和制を築きあげてきた人々はとくに、改革を迫られた制度のうちでは、自由を守るための制度を整えるのが、最も重要なことだと考えてきた。なぜなら;なぜ、人々の心に自由に生きることへの強い愛着が生れてくるのか、という問いへの答えは簡単である ほか)
第3部 人間篇(名声に輝く指導者たちの行為を詳細に検討すれば、彼らがみな、運命からは、機会しか受けなかったことに気づくであろう。そして;運命について力量について時代性について;古代えが中絶されるのを望まな・リヴィウスはこう言っている。「運命は、自分の考えが中絶されるのを忘ましい場合、その人を盲にしてしまう」と ほか)
著者等紹介
塩野七生[シオノナナミ]
1937年7月7日、東京生れ。学習院大学文学部哲学科卒業後、イタリアに遊学。’68年に執筆活動を開始し、「ルネサンスの女たち」を「中央公論」誌に発表。初めての書下ろし長編『チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷』により1970年度毎日出版文化賞を受賞。この年からイタリアに住む。’82年、『海の都の物語』によりサントリー学芸賞。’83年、菊池寛賞。’93年、『ローマ人の物語1』により新潮学芸賞。’99年、司馬遼太郎賞。2002年、イタリア政府より国家功労勲章を授与される。’07年、文化功労者に選ばれる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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月讀命
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壱萬弐仟縁
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