新潮文庫
大奥学

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  • サイズ 文庫判/ページ数 283p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784101164458
  • NDC分類 210.5
  • Cコード C0121

内容説明

総勢二千人とも言われる女だけの巨大組織=大奥。そこは、単なる将軍のハーレムではなく、独自に幕府中枢や公家、大名家とつながる権力機関でもあった―。女の園の日常生活、役職、昇進などの制度から、大奥にまつわる俗説やスキャンダルの真偽、そして将軍人事を左右するほどの政治力を発揮した春日局、天璋院篤姫らの人間像まで。大奥入門の決定版。

目次

第1章 大奥の成立とそのモデル
第2章 大奥権力者の変遷
第3章 大奥勤務の男子役人
第4章 大奥の外交
第5章 世間が見た大奥
第6章 天璋院篤姫と徳川幕府

著者等紹介

山本博文[ヤマモトヒロフミ]
1957(昭和32)年、岡山県生れ。東京大学文学部を卒業後、同大学院を経て、’82年に東京大学史料編纂所へ入所し、2001(平成13)年より教授を務める。文学博士。『江戸お留守居役の日記』で、日本エッセイスト・クラブ賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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