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新潮文庫
騙されやすい日本人

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  • サイズ 文庫判/ページ数 360p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101164212
  • NDC分類 304
  • Cコード C0131

内容説明

政治は幼稚化し、経済は混迷を続け、国際社会で翻弄される日本。その危機は、今や誰もが知る。だが、危機を生むその構造は覆い隠され、本質を欠いた議論が続けられているのだ。本書は、政、官、業、そしてジャーナリズムの腐敗と癒着を始め、日本の危機的構造を解き明かし、情報をいかに扱うべきか、リスクにいかに立ち向かうべきか、日本人が危機を克服する方法と指針を与えてくれる。

目次

第1章 危険にさらされる「情報弱者」日本(なぜ日本の政治は幼稚なのか;なぜ日本は情報戦争に敗れてしまうのか ほか)
第2章 ジャーナリズムにおける日本の危機(ジャーナリスト・メモリアル;ジャーナリズムに求められるもの ほか)
第3章 タブーがもたらす日本の危機(「癒着」がもたらす情報の空白;「イデオロギー」がもたらす虚報 ほか)
第4章 危機を克服するために(危機に鈍感な日本/日本人;危機意識と死生観 ほか)

著者等紹介

宮脇磊介[ミヤワキライスケ]
1932(昭和7)年、東京生れ。東京大学法学部卒業後、警察庁に入庁。警視庁警備部警備第一課長、警察庁刑事局捜査第二課長、皇宮警察本部長などを歴任し、’86年には初代の内閣広報官に就任。’95(平成7)年より世界の組織犯罪等をテーマに評論・著述活動を開始。現在は、独自のシンクタンク「お茶の水アソシエイツ」を主宰。ジョンズ・ホプキンス大学高等国際問題研究大学院(SAIS)ライシャワーセンター終身研究員
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

  平ちゃん

8
政治、ジャーナリズムの危機に著者が警笛をならしたのが、内閣広報室の官僚だった著者の13年前のこの本。ますますこの国の形が見えなくなってきてる。目をこらして多眼的に何が正しいかを見極めたい。 おすすめ度☆☆☆(~Max☆5)2016/10/15

AKI

1
目や耳に無数に入ってくる情報に対して受動的であってはならない。「情報を自分に提供してくる者には、必ず特別の意図・思惑がある」 「自らを尊ぶことのできる生き方を持ち、それを貫くこと」が人間として大切なことであり、尊敬される所以のものであろう。2020/11/07

ぼーくー

1
☆☆2012/04/08

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