内容説明
ウイルスさえも生存が許されない地の果て、南極ドーム基地。そこは昭和基地から1000kmかなた、標高3800m、平均気温-57℃、酸素も少なければ太陽も珍しい世界一過酷な場所である。でも、選り抜きの食材と創意工夫の精神、そして何より南極氷より固い仲間同士の絆がたっぷりとあった。第38次越冬隊として8人の仲間と暮した抱腹絶倒の毎日を、詳細に、いい加減に報告する南極日記。
目次
大雪原の小さな家(帰ってくるぞ;そして再び南極へ ほか)
作業と宴会の日々(越冬が始まった;最初の宴会 ほか)
まじめでおかしな仲間たち(ミッドウィンター;さあ始まった ほか)
飲んで怒って笑って泣いて(昭和補給隊出発;昭和補給隊到着 ほか)
著者等紹介
西村淳[ニシムラジュン]
1952(昭和27)年、北海道留萌市生れ。網走南ヶ丘高校卒業後、舞鶴海上保安学校へ。巡視船勤務の海上保安官となる。第30次南極観測隊、第38次南極観測隊ドーム基地越冬隊に参加。陸にいる時は、講演会、料理講習会などで忙しい
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