新潮文庫
父でもなく、城山三郎でもなく

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  • サイズ 文庫判/ページ数 184p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101133362
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0195

内容説明

「お父さんの職業、お仕事は何ですか?」「…小説とか、書いているようです」―幼い頃から、人に説明しがたく、自身でも掴みあぐね、できるだけ触れずにきた父親の仕事。そして、無意識のうちに分けていた父・杉浦英一と作家・城山三郎の存在。だが、その死をきっかけに父=城山三郎であったことを痛感してゆく。愛娘が綴った「気骨の作家」の意外な素顔と家族への深い愛情のかたち。

目次

残照の中
出べそ
歌会始
親父の味
お久しぶりです
鈍・鈍・楽
天国での誕生日

著者等紹介

井上紀子[イノウエノリコ]
1959(昭和34)年、作家・城山三郎(本名・杉浦英一)の次女として、神奈川県茅ヶ崎市に生れる。’82年、学習院大学文学部国文学科を卒業後、同大学院へ進学し、’85年同大学院人文科学研究所(国文学専攻)博士前期課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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yosuke

1
娘から見た城山三郎についての話かと思ったが、娘の半生についての物語だった。正直に言えば、井上紀子さんの生き方に興味はないので、城山三郎に関することに絞り込んで欲しかった。 また、城山三郎の考え方について、筆者の決めつけが多く、本当なのかと疑問に感じる点が多かった。 あとがき、解説にあった、著名な作家は死後、プライベートも含めて評伝が書かれるべきとの考え方は、現代の感覚では違和感を感じる。2019/08/10

けんこう

1
2014/04/07

しお

1
理想の夫婦であり家族の在り方だなあ。2011/08/19

Lucy_0828

0
文庫本の字のあまりに大きすぎるのヤメテ!2012/10/20

sakwai

0
「そうか、もう君はいないのか」「どうせ、あちらへは手ぶらで行く」のあとがきで読んだ著者の文章は感情を抑えたアマチュアとは思えぬ端正な文章だったが、本書は対照的に情緒過多な文章が並び、その大仰な気取りみたいなものが個人的に受け付けず。澤地久枝の解説は貫禄があって素晴らしい。2011/10/14

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