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新潮文庫
彼らの奇蹟―傑作スポーツアンソロジー

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  • サイズ 文庫判/ページ数 489p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101070131
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

走る、蹴る、漕ぐ、叫ぶ。肉体だけを頼りに限界の向こうへ踏み出すとき、人は神々になる。スポーツの喜びと興奮へ誘う読み物傑作選。

肉体を鍛え上げ、ひとり限界の向こうへと踏み出すとき、人間は神々に近づく――生の躍動を刻む興奮の全19編! 吉田兼好/澁澤龍彦/E・ヘリゲル/小林秀雄/三島由紀夫/石原慎太郎/虫明亜呂無/大江健三郎/杉本苑子/有吉佐和子/佐瀬稔/沢木耕太郎/開高健/山際淳司/村上春樹/玉木正之/後藤健生/宇都宮徹壱/中村計

内容説明

そのとき人は神々になる。あの名勝負も、孤独な激闘も、この一冊に。ここは読むスタジアム!生の躍動を刻む興奮の全19編!

著者等紹介

玉木正之[タマキマサユキ]
1952(昭和27)年、京都市生れ。東京大学教養学部中退。スポーツ評論家。ミニコミ出版の編集者等を経てフリーの雑誌記者になり、スポーツライター、音楽評論家、小説家、放送作家として活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぺぱごじら

15
古今東西日本の『スポーツ』に纏わるエッセイやドキュメントのアンソロジィ。初っ端から失笑させられたりもしたが、日本人のメンタリティはこのあたりでもう出来ていたんだなと感じたり、小林氏三島氏の目の前で語ってくれているような臨場感がとてもよい。数年前まで東京FMで土曜夕方流れていた『アヴァンティ』を彷彿とさせるような『スポーツバーで花咲く当代一の日常会話』的な華やかさを感じました。中村計さんの真摯なドキュメントと、宇都宮氏のユーモラスな観戦記も良かった。スポーツ好きにはお薦め。2015-822015/05/25

くさてる

14
スポーツノンフィクションアンソロジー。私がスポーツに関心が薄いせいか、ちょっと玉石混合感を感じました。その中でも良かったのは、石原慎太郎「死のヨット・レース脱出記」(やっぱりこの人は文章に迫力がある)、三島由紀夫「実感的スポーツ論」(この先見性!)、沢木耕太郎「長距離ランナーの遺書」(円谷幸吉の悲劇が胸に迫った)、中村計「普通の天才」(私には全く分からないゴルフの話なのに、この日本でプロとして食べていくことの特殊性とその奇妙な立ち位置まで伝わってくるような内容で、本当に面白かった)などでした。2015/10/19

Lara

4
恐れ入りました。重い感動の作品集です。余計なお世話でしょうが、多くの方々にも読んでいただきたいと思います。素晴しい人たちの、生き様です、心を動かさざるを得ません。ありがとうございました。2015/06/06

ラムネ

2
五輪の時期はスポーツはもてはやされるが、 その興奮冷めた日常では、肩身は意外に狭い。 家族サービスを放り投げ、ひたすらボールを追いかけ、 無用な勝敗に一喜一憂、尋常ならざるエネルギーを費やす。 スポーツ・エッセイを集めたアンソロジー。 多種多様な書き手や内容に、スポーツは文化だ、 人生そのものだと溜飲を下げた。2016/09/09

アンディ

2
読みやすいものばかりでした。スポーツ界の裏側を知ることでスポーツ観戦がますます面白くなるんだなと。蹴鞠まであったし、最初の作品が古文だったのは驚きました。2015/07/08

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