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新潮文庫
マツ☆キヨ―「ヘンな人」で生きる技術

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  • サイズ 文庫判/ページ数 203p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101035277
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

私たちって「ヘンな人」なんです! 世間の「ふつう」を疑う、時代の寵児マツコと無欲な生物学者キヨヒコのラクになる生き方指南。

茶の間で引っ張りだこの人気タレント・マツコと、学会の主流になぜかなれない無欲な生物学者キヨヒコ。互いをマイノリティ(少数派)と認め合うふたりが急接近。東日本大震災後に現れた差別や、誰をも思考停止にさせる過剰な情報化社会の居心地悪さなどを徹底的に話し合った。世の中の「常識」「ふつう」になじめないあなたに、「ヘンな」ふたりがヒントを授ける生き方指南。

内容説明

茶の間で引っ張りだこの人気タレント・マツコと、学会の主流になぜかなれない無欲な生物学者キヨヒコ。互いをマイノリティ(少数派)と認め合うふたりが急接近!東日本大震災後に現れた差別や、誰をも思考停止にさせる過剰な情報化社会の居心地悪さなどを徹底的に話し合った。世の中の「常識」「ふつう」になじめないあなたに、「ヘンな」ふたりがヒントを授ける生き方指南。

目次

第1章 震災で見えた差別のしくみ(被災地で酒盛りを;大っ嫌いなやつのことを罵って元気になる ほか)
第2章 「情報化社会」の少数派として(「情報化社会」が怖い;コミュニケーションとは何か ほか)
第3章 誰がマイナーで、誰がメジャー?(テレビの言説をつくるもの;新聞はもっと主張を前面に出せ ほか)
最終章 マイノリティの生きる道(自覚の芽生え;「好きなように解釈してください」 ほか)

著者等紹介

マツコ・デラックス[マツコデラックス]
1972(昭和47)年、千葉県生れ。美容専門学校を出て、ゲイ雑誌の編集部に勤務。その後、コラムニストに

池田清彦[イケダキヨヒコ]
1947(昭和22)年、東京生れ。東京教育大学理学部卒業。東京都立大学大学院生物学専攻博士課程修了。山梨大学教育人間科学部教授を経て、2004(平成16)年4月より早稲田大学国際教養学部教授。構造主義生物学の地平から、多分野にわたって評論活動を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さおり

55
マイノリティの中のマイノリティな2人の対談。私は2人とも、好き。で、解説の澤口先生も好き。私はマジョリティ(中肉中背で、地方国立出てて、働いてて、結婚してて、あっ、子がいないとこは唯一マイノリティか?そうでもないかー)。虐げられていると見せかけて、世界を創るのはいつもマイノリティなのですよ、と思ったり。池田先生とマツコさんの声で脳内再生されて、ぼぅっとTV観てるみたいに読み終わっちゃいました。2014/08/10

ミホ

54
ホンマでっかTV出演のお二人、池田清彦先生とマツコ・デラックスさんの対談。他作品探してましたがこちらも気になりまして。話題は発刊当時であった震災の話から始まり、情報化社会の現代やマイノリティ(少数派)の話と続いています。物事をはっきり物申し、且つ不躾な事を言わない知性的面がありで、各々が考えていることはあるがそれが絶対こうなのだという発言でないことに好感が持てる。純粋にホンマでっかTVも好きですしお二人も好きなのですけどね( ^∀^)マイノリティでも良いじゃない、人其々ですし。さー他の対談本も探さないと。2016/11/22

KAKAPO

39
解説の澤口俊之さんが以下のように書かれている「本書を読むことで、おそらく全ての人がほっこりしたすがすがしい気持ちになったりすると思うが、その理由は『変人の普遍性』にあるはずだ。誰だって『変人』なのである。それが生物としての人間の普遍性である。」と…一見“自由闊達”に生きているように見えるマツコ・デラックスさんが、マイノリティの中のマイノリティであり、そのために逆に身につけた社会を客観的に見る視座から池田清彦先生とキレのある対話を繰り広げている。二人の間に、同調があるため、若干”暴走気味!?”であるが...2017/02/03

紫羊

27
底の見えない深い淵に沈みこんだような森有正訳のリルケに頭がぼんやりしていたので、気持ちを立て直すために手に取った本。マツコ・デラックスさんは好きなので、本も何冊か読んだことがありますが、池田清彦さんははじめましての人です。いろいろ面白い人なのですが、読み終ってみると、心に残っているのはマツコ・デラックスさんの発言ばかりでした。語られている内容は結構深いものがあります。ますますマツコ・デラックスさんが好きになりました。2015/03/07

絳楸蘭

25
「ホンマでっか!?」ファンにはたまらない1冊!だって、池田先生とマツコの対談に澤口先生の解説って!!二人の話を聞いていて、していないつもりだったのに、無自覚の差別は日常的にしているなぁと意識した。それがいいとか悪いじゃなくて、もうそういう風になっているんだな…と。それを教えてもらえただけでもこの本を読んでよかったと思った。そして、テレビで見る二人が変わらず本の中にいていいなぁと思った。2014/05/18

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