新潮文庫<br> 日本海のイカ

  • ポイントキャンペーン

新潮文庫
日本海のイカ

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 285p/高さ 16X11cm
  • 商品コード 9784101022130
  • NDC分類 664.77
  • Cコード C0195

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

だっぱら

1
日本のルポルタージュ史に残る金字塔、とのこと。イカが気になってイカ釣り漁船に乗りまくる筆者。しかし、船に乗っては酔い、酔わなければ調子に乗って機械トラブルを引き起こし、と何かと面倒をかける足立さん。漁師の人たちも迷惑だったろうなぁ、と同情を禁じ得ない。コリコリのイカ刺し食べたいなー2019/04/04

bittersweet symphony

1
単行本が85年、手元にある文庫本が91年の発売。先日読んだ猪瀬直樹本に出ていたノンフィクション作家の話( 「ミカドの国の記号論」 )からの流れで、未読本棚のノンフィクションを物色しはじめた中の一冊。ちなみに巻末解説は柳田邦男(1936-)さん。足立作品は、「人、旅に暮らす」(新潮文庫)・「北里大学病院24時」(新潮文庫)・「錦の休日」(新潮文庫)・「アダルトな人びと」(講談社文庫)・「妖怪と歩く ドキュメント・水木しげる」(文春文庫)・「難治がんと闘う」(新潮新書)を読んでいます。2013/05/01

higurashi

1
イカ漁を通して、漁師がどういう生活をしているかが垣間見れる。昔ながらの気質が残っていたけど、今はどうなっているんだろうか。船の設備費と水揚げのジレンマ。平気で乾電池を海に捨てるのが衝撃的だった。2011/03/21

うたまる

0
刺身、姿焼き、イカ芋煮、スルメ、イカ飯、どんな料理であれイカが大好きなので読んでみた。著者は対馬に始まり北海道に終わる日本海側のイカ漁船に同乗し、イカよりもむしろイカ漁師の姿を伝えてくれる。無愛想なイメージはあれど、仕事中でも素人である著者を気遣ってくれる心優しき海の男たち。味のある方言と相俟って登場するすべての漁師に好感を抱いた。しかし、だ。この人間臭く愛らしい彼ら自身が不漁の元凶なのだ。今の中国韓国がやっている略奪式漁業の先駆者で間違いない。「まんずはァ、どもこもなんねェもんだ」は自業自得でしかない。2023/08/26

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/377860
  • ご注意事項