出版社内容情報
〈レトリックとは何か〉から、〈文章心理学と現代レトリック〉〈レトリックの流れ〉さらに〈現代レトリックの心理学的諸原理〉について、著者の「文章心理学」をふまえた名著。ほかに、俳句論ともいえる〈前景化論〉と〈文章心理学の三十年〉を収める。
（第1章）現代レトリック 序 文章心理学と現代レトリック 1.現代レトリックの出現 2.話しことばとレトリック これからのレトリック?現代レトリックの栄光と苦悩 序・スピーチとレトリック 1.ウィングスプレッド会議 2.提案論文に対する反応 レトリックの流れ 序・レトリックの流れをみることの意義 1.古典的レトリックの特徴 2.レトリックの教育 3.近世のレトリック 4.レトリックの説明原理 現代レトリックの心理学的諸原理 序・科学的レトリック 1.態度とシェーム 2.発信源の信用度とエトス 発生的レトリック （第2章）前景化論 前景化論 逸脱文体論と前景化論 （第3章）文章心理学の三十年?回顧録ふうに 解説・芳賀純／校正後語・波多野完治／解題・寺内礼
内容説明
「文章心理学」「文章診断学」につづく波多野〈文章心理学〉三部作の完結編。
目次
１ 現代レトリック（文章心理学と現代レトリック；これからのレトリック―現代レトリックの栄光と苦悩；レトリックの流れ；現代レトリックの心理学的諸原理；発生的レトリック）
２ 前景化論（逸脱文体論と前景化論）
３ 文章心理学の３０年―回顧録ふうに
