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僕がバナナを売って算数ドリルをつくるワケ―スポーツでこの国を変えるために

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  • サイズ B6判/ページ数 214p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784098401246
  • NDC分類 783.47
  • Cコード C0037

出版社内容情報

サッカーには街と人を豊かにする力がある

川崎フロンターレはここ10年で、サッカーチームでありながら算数ドリルを作り、スタジアムではバナナを売るクラブへと変貌しました。オフには本の読み聞かせ会を実施、青い衣装を着たブルーサンタが入院中の子どもたちを慰問、選手がサポーターと一緒に入浴、と、サッカーという枠を飛び出して地域と密着したクラブになっています。
その仕掛け人が今回の著者、天野春果氏です。本場アメリカでスポーツビジネスを学んだ著者は、そのビジネス感覚を持ちながらも、どうすれば日本、あるいは川崎に根付くかを常に考え、「農業と同じ」との思いに行き着きます。また普段の生活から実にチームに献身的。サポーターから深夜に携帯電話にかかる数時間の長電話に応え、家にいれば考え事をしてる間に2時間超の入浴になることもしばしば。家族でレジャーに出かけても、思わず妻子をおいてイベント関係者に名刺を配る…。ただし著者は、生活を投げ打って仕事をしているというよりは、生活の中から仕事のヒントを見つけ出しており、多くの人の心をつかんだプロモーション活動を行っています。
サッカー関係者のみならず教育、ビジネスの場面などで大いに活用できるはずです。

内容説明

地域貢献、教育など、選手だけでは成り立たないサッカークラブの取り組みが、新たな可能性を引き出す。

目次

序章 算数ドリルのキセキ
第1章 ブームではなくライフ―集客にマジックはない
第2章 シンプルな集客の仕組み―“始まり”をつくり、“終わり”をつくらない
第3章 クラブづくりの鍵を握る七つのつながり―ステークホルダーを活かし、活かされる
第4章 徹底的なマーケティング―集客の鍵は“郷土愛”にあり
第5章 先を読む力となんとかする力―ゴールまで平坦な道はない

著者等紹介

天野春果[アマノハルカ]
1971年生まれ。東京都出身。1992年からワシントン州立大学でスポーツマネジメントを学び、1996年のアトランタ五輪にボランティア参加。同年秋に帰国。翌年、富士通川崎フットボールクラブ(現川崎フロンターレ)に採用され、ホームタウン推進室でクラブの地域密着を推進。2001年、日韓W杯を運営するJAWOCに出向。2002年、W杯後に復職。川崎フロンターレのサッカー事業部・プロモーション部部長兼広報グループ長として、川崎市の市民クラブとして愛され、成長する川崎フロンターレに貢献(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あちゃくん

78
Jリーグ界隈では、集客プロモーションのアイディアマンとして有名な 川崎フロンターレの天野さんの本。天野さんが仕掛けて企画はいろいろあるけれど、やはりベガルタサポーターとしては、2011.4.23の試合が忘れられない。あの日、本当にサッカーが日常にある素晴らしさを感じたし、そのために尽力してくれた川崎のスタッフ・サポーターには、感謝の念しかない。ああいうスポーツがある喜びをより多くの人に感じてもらえるよう、天野さんたちにはがんばってもらいたいし、スタジアムに足を運ぶ人たちがどんどんと増えていってほしい。2014/07/05

Nak34

20
川崎フロンターレのプロモーション担当の奮戦記。思った以上に時間がかかった。あれこれとアイデアを思い付いては調べ、読みながらアイデアが浮かび、成る程、成る程と唸りながら読みました。さあ、どうアレンジするかは私次第。不安も沢山。それ以上に、楽しみも沢山。ブースターさんたちの笑顔の為に。よしっ。2014/07/06

ふろんた

14
Jリーグ川崎フロンターレ事業部長の本。本書のタイトルのようなサッカーとは結びつかないおバカ企画をいつも展開してくれます。実際に体験した企画もあるが、行動力と押しの強さで実現しているのではなく、数年かけたものもあるというのに驚いた。ダメであっても、何がダメなのかどうすればいいのかと挑み続ける姿勢が素晴らしい。今までの企画で一番うけたのはFC東京アウェーツアーに飛行機で向かったこと。翌年は徒歩でスタジアムに向かったんだからやることが滅茶苦茶だ。昨シーズンは育児で観戦お休みしていたが、今シーズンは行かねば! 2012/02/08

さんつきくん

8
川崎フロンターレのクラブ広報さんが記した一冊。選手目線などの本は多数あれど、Jクラブの裏方さんがクラブ運営などについてアプローチした本は中々、珍しいのではないか。川崎のホーム戦はユニークなイベントが満載で来場されるファンを飽きさせない。そのイベントを企画立案し実行するまでの奮闘記。フロンターレを川崎市に浸透するまでの努力。サポーターとの信頼関係。閃きとアイデアの構築。個人的には2011年4月の仙台戦の舞台裏に感動した。試合だけでも感動してたのに、ここまで動いてくださったのには感謝しかない。2014/07/12

Masashi

8
今の自分のバイブルと言える1冊です。 ご存知、川崎Fの名物仕掛け人(Jリーグ1のアイデアマン)天野部長が書いた1冊です。宮前区での天野部長の講演会での話とあわせて、自分も地元の人や企業に対してどうやって溶け込んでいけばいいのか、どうしたら認知され根付いていくのか、それが分かる大事な1冊です。 実はこの本を買うのは2冊目です。1冊目は蛍光マーカーや付箋だらけで、絶対に他人に見られたくない1冊です。2012/06/18

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