「のっぺら坊」と「てるてる坊主」―現代日本語の意外な事実

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  • サイズ B6判/ページ数 259,/高さ 19cm
  • 商品コード 9784098400898
  • NDC分類 810.4
  • Cコード C0095

出版社内容情報

現代日本語の意外な事実を豊富な用例で紹介

 『日本国語大辞典』のために、現代日本語の用例集めを50年以上にわたって続けてきた松井栄一氏が、明治時代からこの130年あまりの間に日本語がどう変わってきたかを豊富な用例を示しながら紹介した日本語エッセイ。 たとえば、「てるてる坊主」は明治期の主要な辞書では圧倒的に「てりてり坊主」が優勢であり、また「青空」は現在では「あおぞら」の読みが当たり前であるが、明治初期では清音「あおそら」が普通であった?など、日常なに気なく使っている言葉の移り変わりの意外な事実は面白く、『日本国語辞典』の読者はもちろん、現代日本語に関心のあるすべての人に勧めたい1冊である。

内容説明

明治以来130年余り。その間、日常普通に使われる日本語も大きな変貌をとげてきた―意外に知られていない現代日本語の語形や表記などの変化の過程を豊富な用例をあげて紹介する日本語エッセイ。

目次

言葉の移り変わり
明治語の森をさまよう(多様な読み;清濁を中心に)
語形と漢字表記の多様性を見る
新語・流行語をさぐる
朝・昼・晩、三食の呼称と表記を調べる
言葉に郷里が現れる
講演 近代文学と国語辞典

著者等紹介

松井栄一[マツイシゲカズ]
大正15年(1926)東京生まれ。東京大学文学部国文学科卒業。国語学専攻。武蔵大学助教授、山梨大学教授、東京成徳大学教授を歴任。『日本国語大辞典』初版、第二版編集委員
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