小学館101新書<br> オリオン座はすでに消えている?

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小学館101新書
オリオン座はすでに消えている?

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  • サイズ 新書判/ページ数 222p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784098251520
  • NDC分類 443.5
  • Cコード C0244

出版社内容情報

ベテルギウスの超新星爆発が迫る!?

冬の夜空を彩る人気星座「オリオン座」。その中でもひときわ目立つ1等星「ベテルギウス」は太陽の1000倍の直径を持つ巨大な恒星だが、星としての寿命を迎えた「赤色超巨星」という状態になっており、すでに「超新星爆発」を起こしている可能性もある。地球から約640光年という、宇宙の中では近い位置にあり、640年前に爆発していれば、今この瞬間にも爆発の様子が見られる可能性があるのだ。ベテルギウスが爆発すると、満月の100倍のまぶしさで輝き、昼間でも肉眼ではっきり確認できる。この状態が3か月ほど続き、その後は次第に暗くなっていき、4年後には肉眼では見えなくなってしまう。オリオン座は右肩を失ってしまうのである。これほど近い距離での超新星爆発は、これまでわからなかった宇宙の仕組みの解明にもつながると、世界中の天文学者がかたずをのんで見守っている。超新星爆発とは何か、爆発の観測で何がわかるのか、人間に害はないのか、爆発した後はどうなるのか…。最新の研究結果から、超新星爆発にまつわる様々な宇宙の謎をわかりやすく解き明かす。

【編集担当からのおすすめ情報】
ベテルギウスの超新星爆発が起これば、2012年5月の金環日食をはるかに凌ぐ稀代の天文ショーになると予測されています。この超新星爆発の詳しい説明はもとより、宇宙の仕組みや日本の宇宙観測技術の素晴らしさなどを、著者が最新の研究結果をもとに解説します。

内容説明

冬の人気星座、オリオン座の1等星ベテルギウスに超新星爆発が迫っている。ベテルギウスの直径が変化していること、形がでこぼこしていることなどから、星の晩年を迎えていることがわかっており、最後に大爆発を起こしてその一生を終える。地球から約640光年とかなり近く、太陽の1000倍の直径を持つ巨大なベテルギウスが超新星爆発すると、3~4か月の間、満月の100倍のまぶしさで輝き、昼でも見える。そして4年後には肉眼では見えなくなり、巨人「オリオン」は右肩を失ってしまう。ベテルギウスとはどんな星なのか、超新星爆発とは何か。宇宙の謎の解明にもつながる“稀代の天体ショー”に迫る。

目次

第1章 いつ起こる?ベテルギウスの超新星爆発
第2章 超新星爆発、そのしくみと影響
第3章 宇宙が生まれ、星が生まれ、生命が生まれる
第4章 太陽と地球が終わるとき
第5章 宇宙は見えない95%でできている
第6章 ここまでわかった最新天文学

著者等紹介

縣秀彦[アガタヒデヒコ]
1961年長野県生まれ。東京学芸大学卒、同大学大学院修了。教育学博士。東京大学附属中・高等学校教諭などを経て、国立天文台准教授・普及室長。専門は天文教育。日本天文学会代議員、日本科学教育学会理事、日本サイエンスコミュニケーション協会副会長、NHK高校講座講師など。執筆、講演、メディア出演などを通じ、天文学の成果や魅力を分かりやすく広めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あむぴの

27
「ブームを一過性のものに終わらせることなく、若い人たちが科学へ興味をもつ活動へとつなげる必要がある」という作者の言葉が胸に刺さる。2011年12月、小学館新書。2018/06/06

きみたけ

15
「面白くて眠れなくなる天文学」「怖くて眠れなくなる天文学」でお馴染みの縣先生の初期の本。オリオン座のベテルギウスが超新星爆発間近の状態で、爆発したら4年後には肉眼では見えなくなりオリオンの右肩はなくなってしまうとのこと。自分が生きている間に世紀の天体ショーを是非見たいと思いました。宇宙に詳しくない人にも興味を引くような分かりやすい説明でオススメです。2020/12/23

サワ

11
ベテルギウスの超新星爆発…生きているうちに見てみたいです✨宇宙の起源に迫れるかもしれないし、星からできている私たち生命がなぜ地球に現れたのか…それが判るかもしれないという可能性を秘めてるって考えるだけでワクワクしちゃいます…!(*´艸`*) ベテルギウスの超新星爆発を見るその時…テレビ、SNSをはじめとするインターネットや雑談のトピックは、ベテルギウスもちきりになっているかもしれませんね。 2020/10/28

スプリント

10
平易な文章で書かれているので読みやすかったです。内容も表題のテーマから始まり現在の天文学事情が幅広く取り上げられているので飽きることなく読み終えることができました。2014/10/14

文章で飯を食う

8
内容は知っていることだったが、面白かった。文章がいいのかな。2015/05/31

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