出版社内容情報
日本のものづくりの強さを歴史で読み解く
歴史を動かしてきたのは、政治や経済システムや軍事力だけではない。ものをつくる技術とそれを支える科学の進歩が、大きな原動力になってきた。日本でも、縄文土器から始まったさまざまな技術革新や海外からの新技術の受容により、歴史はつくられてきた。現代から振り返ってみれば、戦後の日本には、戦前・戦中の日本人の夢が多大に織り込まれた物語がずっと影響している。そして戦前の日本は幕末に、幕末の日本は江戸に。古代からの日本の科学が文化を創り、日本人の気質と価値観が交わり政治と経済を発展させた。その積み重ねが歴史を作ってきたのである。
本書は、ものづくりの技術の進歩とそれを担った技術者・科学者の営みにスポットをあて、それが日本の歴史をどう進めてきたのかを描きだし、日本のものづくりが世界の最先端であり続けた歴史から未来を切り拓く指針を考える。
内容説明
歴史を動かしてきたのは、政治や経済システムや軍事力だけではない。ものをつくる技術とそれを支える科学の進歩が、大きな原動力になってきた。日本でも、縄文土器から始まったさまざまな技術革新や海外からの新技術の受容により、歴史はつくられてきた。本書は、ものづくりの技術の進歩とそれを担った技術者・科学者の営みにスポットをあて、それが日本の歴史をどう進めてきたのかを描きだし、日本のものづくりが世界の最先端であり続けた歴史から未来を切り拓く指針を考える。
目次
第1章 日本文化は一つの壷から始まった(縄文時代)
第2章 鉄器の普及が国を作った(弥生時代~飛鳥時代)
第3章 土地開発と武士の誕生(奈良時代~平安時代)
第4章 航海技術の発展が戦国動乱を起こす(鎌倉時代~室町時代)
第5章 鉄砲伝来が天下統一を実現させた(戦国時代~安土桃山時代)
第6章 江戸時代の手工業と洋学(江戸時代)
第7章 幕末の欧米文化の衝撃(江戸時代末)
第8章 科学の時代に漕ぎ出した日本(明治時代)
第9章 iPS細胞を生み出した日本(未来に馳せる現代日本の科学への思い)
終章 科学技術の発展と歴史
著者等紹介
武光誠[タケミツマコト]
1950年生まれ。東京大学人文系大学院国史学博士課程を修了。現在、明治学院大学教授。文学博士。日本古代史を専攻し、歴史哲学や比較文化的視点から幅広い歴史関係の執筆を展開、日本の思想・文化の研究に取り組んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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