小学館101新書<br> 虫捕る子だけが生き残る―「脳化社会」の子どもたちに未来はあるのか

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小学館101新書
虫捕る子だけが生き残る―「脳化社会」の子どもたちに未来はあるのか

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  • サイズ 新書判/ページ数 192p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784098250141
  • NDC分類 486.04
  • Cコード C0295

内容説明

解剖学者として、広い見識を持つ知識人として『バカの壁』をはじめとする数々のベストセラーを送り出している養老孟司。生物学者として、構造主義生物学論にとどまらない環境問題や人間の生き方についての著作でも知られる池田清彦。フランス文学者として、ヨーロッパや日本の文化、そして都市環境への高い関心を持ち、『ファーブル昆虫記』の翻訳も手がけた奥本大三郎。その3人が「虫好き」というたったひとつの共通項をもとに、子どもたちの正しい育て方と、人として生きるべき方向について語り合った。

目次

第1章 虫も殺さぬ子が人を殺す―虫の世界から見た教育論(昆虫少年は絶滅危惧種;虫好きにだって、嫌いな生き物はいる;虫も殺さぬ顔で原爆を落とす ほか)
第2章 虫が生きにくい社会にしたのは誰か―虫の世界から見た環境論(虫の数は減ったのか;見かけは同じ環境でも、内容が違ってきた;餌の変化が生態系を左右する ほか)
終章 虫が栄える国を、子どもたちに残そう―虫と共生する未来へ(普通の虫を増やしたい;何でもいいから、生き物を相手にしよう;自分の手で虫を捕る喜びは、何物にも代えがたい ほか)

著者等紹介

養老孟司[ヨウロウタケシ]
1937年、神奈川県鎌倉市生まれ。解剖学者。心の問題や社会現象を脳科学や解剖学を主軸に幅広い知識から解説するわかりやすさに定評がある

池田清彦[イケダキヨヒコ]
1947年、東京都生まれ。生物学者。構造主義生物学の観点から生物学や科学の分野に留まらず、様々な分野で著述を行なう

奥本大三郎[オクモトダイザブロウ]
1944年、大阪府生まれ。仏文学者。仏文学の研究・教育のほか、日本昆虫協会会長、アンリ・ファーブル会理事長をつとめる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さきん

23
「三人寄って虫の知恵」から12年たっての対談。12年前よりも普通種が減っている実感が切実に語られている。自分も昆虫愛好家として、虫に会えない未来を深く憂慮している。ネオニコチノイド系の殺虫剤はもっと制限をかけてほしい。虫の食害に対して寛容な消費者が増えてほしい。自分が捕虫網を夢中に振れた環境を次の世代に残したい。このままだと世の中に良い刺激を与えられる人材が育たなくなる。虫好き少年が脳化社会に抵抗できる。2018/02/12

糜竺(びじく)

18
虫の世界もかなり奥深そう。2023/10/07

むつこ

17
園芸をしてるからといって虫が好きとは限らないし、どちらかといえば苦手。見たことのない虫に出会うと腰が抜けそうになり大声を出してしまう私。虫捕り名人として有名な3人の座談会的本。「命」の大切さや自然環境を知るには幼少時代の虫とのかかわりが大切だと言うことがよくわかった。子供の前だけでも虫が苦手な態度はとらないようにしようっと。2015/07/20

Greatzebra

11
私が子供の頃には田舎であったこともあって、その辺に虫がいっぱいいた。特に近くにあったでかい水溜りで水生昆虫をたくさん捕まえた。マツモムシ、ミズスマシ、ゲンゴロウ、ミズカマキリ、アメンボ、後はトンボの幼虫であるヤゴ。今はその水溜りは埋め立てられて、駐車場になっている。虫ではないが、カエルやザリガニももういない。田んぼでザリガニを捕まえて、それを餌に魚を釣りに行ったりもした。自分の子供たちにもこの楽しさを味わわせてやりたかった。うん?本の感想じゃないな。m(__)m2021/04/15

あこ

9
専門分野の違う虫好きの男性達の対談が面白かった。子供が何かを捕まえ、それを調べ、育て、観察することの良さがわかる。脳機能は『感覚→脳→身体→感覚』という具合に回転している。自分なりの概念を持つことは大事だけど、それには、なによりもまずディテールを見ること、感じられることが大切。ディテールが見えると、おのずと自分なりの価値基準(同一性の尺度)ができあがる。とにかく直感で「あっ、違う」と感じることが大事。その直感を証明したり人に伝えたりするときに、言葉(概念化)が必要。2013/10/30

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