出版社内容情報
悪い仙女ののろいにより、百年の眠りについたおひめさま。やがてひとりの王子様が彼女の眠りをさまします。アニメ映画やバレエで世界的に有名なお話の原典。眠りから覚めたあとのお話もおさめられた決定版です。
奥本 大三郎[オクモト ダイサブロウ]
著・文・その他
森津 和嘉子[モリツ ワカコ]
著・文・その他
内容説明
悪い仙女の、のろいによって、百年の眠りについたおひめさま。そのおひめさまを目覚めさせたのは、ひとりの王子さまでした…。ねむりからさめた後のお話も収められた、決定版です。
著者等紹介
奥本大三郎[オクモトダイサブロウ]
1944年、大阪府生まれ。フランス文学者。随筆家、翻訳家としても活躍。『虫の宇宙誌』(青土社)で第33回読売文学賞、『楽しき熱帯』(集英社)でサントリー学芸賞、翻訳では「ファーブル昆虫記」シリーズ(集英社)で第39回産経児童出版文化賞などを受賞。昆虫に造詣が深く、標本やファーブルの資料を展示した「ファーブル昆虫館」を開いている。日本昆虫協会会長。NPO日本アンリ・ファーブル会理事長。埼玉大学教授
森津和嘉子[モリツワカコ]
北海道生まれ。東京芸術大学サロン・ド・プランタン賞、造本装偵コンクールでユネスコ・アジア文化センター賞などを受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nakanaka
70
タイトルは聞いたことがありますが中身は全く知らなかったので読み聞かせついでに借りてみました。名作とはいうものの子供には結構わかりづらいかもしれません。物語の中盤で眠りから覚める姫様に「えっ、ここで起きちゃうの!?」という思いはありましたがここからが本番でした。眠りから覚ましてくれた王子様と当然結婚することになるわけですがその王子様の母親が人食い鬼の親戚だという衝撃の事実。ということは王子さまもモンスターの血を引くのか!?おそらく継母だとは思いますが。2016/10/27
たまきら
20
とってもロマンチックな絵なので読むかと思ったら興味を示さず。オカンが読んでビックリ、これ、最後の部分が全然今まで読んだものと違う!後編部分だけまた違うお話で読んだ気がするけどな。カニバリズムってどうしてこれだけ絵本に登場するんだろうなあ。2018/04/17
雨巫女。@新潮部
8
《書店》お姫様が目覚めたあとの、嫁姑争いは、酷かった。(>_<)2014/05/15
takakomama
4
グリムやバレエは、結婚式でめでたしめでたしの結末ですが、ペローは優しいパステル調の絵とは裏腹の後日談が恐ろしいです。嫁と姑の対立?2022/03/21
ヒラP@ehon.gohon
4
『眠り姫』、『いばらひめ』は馴染み深い昔話なので、あまり違和感なく読み始めたのです。 物語の進行があっさりしていると思っていたら、とんでもない 後日談に目が点になってしまいました。 眠りを覚ました王子の母親が人くい鬼だなんて知らなかった。 子どもが二人産まれたなんて知らなかった。 ぺローの童話はやはり残酷なのでした。 最後がハッピーエンドでほっとしました。2015/03/21