出版社内容情報
わび数寄の為の草庵茶室は、利休によって完成され、さらにわび茶の為の究極の空間として一畳半を創造した。利休の創意の曲尺を知ることは草庵の原点を知ることとなる。本巻には古典に加え、利休の唯一の遺構とされる待庵の古図を集め、待庵の究明に資した。読者は埋もれていた利休の秘宝にはじめて迫ることができよう。収録古典一覧 山上宗二伝書（抄）松屋日記?利休伝／利休相伝之書（抄）／利休居士細川江来書／茶之湯次第書／利休家之図。茶室之建絵図（抄）／利休茶道図絵／利休小屋敷万寸法／待庵古図／他
茶室について知るべき、学ぶべき古典を集大成する新シリーズ。名著はもとより、茶道各流派秘蔵の伝書を初めて活字化。数寄屋建築や茶道関係者にとって必携の書。利休の技術の秘密を多角度から解明する本巻には、「松屋日記」「利休相伝之書」「茶之湯次第書」「利休家之図」「利休茶道具図絵」「利休小座敷万寸法」「待庵古図」などを、詳細な頭注と今日的視点からの解説とともに収録。
内容説明
わび数寄のための草庵茶室は利休によって完成された。本巻は古典に記された利休の茶室と待庵の古図の一大集成であり、細部に至るまで詳しく寸法を掲載した。埋もれていた利休の秘法にはじめて迫る。
目次
山上宗二伝書
松屋日記
利休相伝之書
利休居士細川江来書
茶之湯次第書
座敷之本
利休家之図
千少庵写置
利休茶道具図絵
利休小座敷万寸法
待庵の古図
