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「ゴッホの夢」美術館―ポスト印象派の時代と日本

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  • サイズ A4判/ページ数 191p/高さ 31cm
  • 商品コード 9784096820650
  • NDC分類 723.359
  • Cコード C0071

出版社内容情報



ゴッホが夢見た理想の国「日本」とは何か?

ファン・ゴッホは夢を見た。決して幸福とはいえない37年の短い生涯のなかで、たった一度だけ幸福な夢を見た。自分が「日本」に生きているという夢を(本書序文より)。
常に読者の人気が高い画家フィンセント・ファン・ゴッホ(1853?90)。彼がポスト印象派の画家として活動した19世紀末には、「ジャポニスム(日本趣味)」がヨーロッパを席捲していました。その時代の流れに呼応するかのように、ゴッホもまた「日本」に対する関心を深め、「自分の仕事のすべては、日本美術を基礎としている」と述べるほどになりました。
しかしゴッホにとって「日本」とは、単に制作上の様式や技法の範囲の問題にとどまりませんでした。熱心な浮世絵研究などを通して、ゴッホは、自らの芸術上の理想郷を「日本」に見出し、自然観や芸術観、人生観にまで至る深い思索と理念を形成していったのです。
本書では、ゴッホが夢見た理想の国「日本」とは具体的にどのようなものだったのか、同時代の画家たちの活動や世紀末ヨーロッパのさまざまな芸術思潮との関係を踏まえつつ、数多くの作品と書簡を通して具体的に明らかにしていきます。美麗な図版満載の「読む画集」です。


圀府寺 司[コウデラ ツカサ]
監修/著・文・その他


内容説明

ファン・ゴッホは夢を見た。決して幸福とはいえない37年の短い生涯のなかで、たった一度だけ幸福な夢を見た。自分が「日本」に生きているという夢を。もっとも深く、もっとも強く、日本と結びついたファン・ゴッホの「日本主義」の全貌。

目次

第1章 ユートピアとしての日本―幸福のありかを求めて
第2章 日本美術への開眼―ジャポネズリー
第3章 夢想の中の日本人
第4章 西洋の見た夢―空想の中の日本と東洋
第5章 神なき時代の信仰―「自然」と「日本」
第6章 追想のなかのユートピア―還流する夢
巻末資料

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

gtn

7
夢の国日本に対するのめり込み方がすごい。広重からは、空は赤くていいんだと主観的な色彩の使用を学ぶ。ついには、自ら坊主(ボンズ)になってしまった。2018/09/25

takakomama

5
「ゴッホ」展の復習。ゴッホの日本への憧れや熱い思い、ジャポニズムがよくわかります。2017/11/13

aloha0307

4
浮世絵をはじめジャポニズムがフランスに引継がれていったことがよく解ったよ。ゴッホは広重の”大はしあたけの夕立”を模写してたんだね。写実性はゴッホに軍配だ。 自身が花であるかのように自然のなかに生きる民...ゴッホは日本人(当時の)をそう捉えていたんじゃないかな。 有名な”星月夜”...北斗七星ではない可能性があるんだって。これは興味そそられるなぁ...確かにこの星は南天に視えるはずないもんね~2013/07/28

Y

1
2017/08/22

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