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出版社内容情報
「美人画」に見る「日本人の美意識」
西洋絵画には存在しない、日本絵画特有のジャンルである「美人画」。それは、長い伝統に裏打ちされ、今日でも脈々と生き続ける「日本人の美意識」のエッセンスです。
本書は、日本を代表する美術史家である監修者が、上村松園、鏑木清方、伊東深水、竹内栖鳳、横山大観、黒田清輝、藤島武二、岡田三郎助、藤田嗣治など、明治、大正から昭和初期までを代表する画家たちによる「美人画」の名作の数々を、「もののあわれ」や「きよらかさ」など「日本人の美意識」をテーマに分類し、具体的にわかりやすく解説した画集です。日本画、洋画を問わず、日本絵画の見方が、鮮やかに印刷された名画を見ながら容易に理解できるようになります。
本編の掲載作品は、誰でも実物を見ることができる国内の公共コレクションから厳選。巻末には、「美人画の歴史」「日本近代絵画小史」、年表、画家の略伝、用語解説なども掲載し、資料的価値も高く、初心者から経験者まで、末永く楽しめる、「美人画」の決定版画集です。
高階 秀爾[タカシナ シュウジ]
監修/著・文・その他
内容説明
明治、大正から昭和初期を代表する画家60余名の名画120点余りでたどる、「美人画」の系譜。
目次
序 日本絵画における「美しさ」の見方―「心情の美学」に支えられた美意識
第1章 「きよらかさ」の美意識―省略の美学
第2章 「枝垂れモティーフ」―完結しない絵画
第3章 まとわりつく眼差し、移動する視点
第4章 ジャポニスムの里帰り―分裂した視点
第5章 変化する自然―移ろいの美学
第6章 新しい「日本絵画」へ―「和製油画」の行方
巻末資料
感想・レビュー
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ヒロミ
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