源氏物語〈2〉

源氏物語〈2〉

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  • サイズ A5判/ページ数 558p/高さ 24cm
  • 商品コード 9784096580219
  • NDC分類 918
  • Cコード C1393

出版社内容情報



阿部 秋生[アベ アキオ]
著・文・その他/翻訳

秋山 虔[アキヤマ ケン]
著・文・その他/翻訳

今井 源衛[イマイ ゲンエ]
著・文・その他/翻訳

鈴木 日出男[スズキ ヒデオ]
著・文・その他/翻訳

目次


賢木
花散里
須磨
明石
澪標
蓬生
関屋
絵合
松風
薄雲
朝顔

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

(haro-n)

42
「須磨」「明石」を読了。源氏は関係を持った女性に対する配慮・思いやりも責任も持っており、その点は新しい発見で見直したのですが、やはり自分には受けつけない人物像でした…。四季による自然の移り変わりを日々感じるような生活をしていない私にとっては、情景描写が美しく感じられました。夜の闇から波音に松風の音かとまごうほどに聞こえてくる明石の君の琴の音を、愛すべき人々と別れ淋しい日々を過ごす源氏はどんな風に聞いたのだろう、と想像をかきたてられました。今は源氏を食傷気味ですが、次は「葵」と「賢木」を読む予定です。2017/07/19

マカロニ マカロン

6
個人の感想です:B。「薄雲」と「朝顔」を読んだ。「薄雲」では、太政大臣が薨去、更に藤壺の女院も37歳で崩御し、源氏は思い人を亡くし深い悲嘆にくれる。さらに天変地異も頻発して冷泉帝は煩悶するが、そこに自分の出生の秘密を知り、源氏に譲位しようとするという怒涛の展開を見せる。また、源氏もすでに32歳で斎宮の女御らに言い寄るが以前のようにはモテなくなっていた。本書冒頭の「葵」では12歳で源氏と新枕を交わした紫の上も(おそらく)22歳で、源氏との間にスキマ風が吹き出している。ここの2巻は面白い、今後の展開が楽しみ。2019/10/20

ヒロミ

4
丁寧な註と訳で分かりやすいですが、訳はちょっと冗長かな…。それはさておき「松風」が物悲しかったのに「薄雲」と「朝顔」で秋好や朝顔の宮に迫る光が懲りないやっちゃなーと笑えました。秋好になんて「源氏の残り香(香)がくさい」と言われてるし…。朝顔の宮様クールでステキでした。2013/06/13

えりな

0
卒業論文に使用2008/04/01

りょく

0
「葵」がめちゃくちゃ面白かった。六条御息所の愛する人に無下にされる悲しさ、嫉妬、それを抑えられない自分への恐怖がきっちり書き込まれていて引き込まれてしまった。葵の上が亡くなってはじめて彼女への愛情に気づいた源氏。失った正妻と入れ替わるようにして、藤壺中宮の形代である紫の上との新枕は遂げられた。 須磨・明石の不遇な時期を経て源氏は都に帰京する。都に舞い戻ってからの彼は怖いものなしである。「絵合」巻の宮中女性たちの華やかさの描写は読んでいてわくわくする。「朝顔」の斎宮女御のつれない態度にはすかっとした!2020/03/15

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