出版社内容情報
「原文・注・現代語訳」を同一ページに3段組みで配置して、原文を読みながら内容もすぐ確認できる新編集の古典文学全集の第1配本。本書には桐壷?花宴までを収録
阿部 秋生[アベ アキオ]
著・文・その他
秋山 虔[アキヤマ ケン]
著・文・その他
今井 源衛[イマイ ゲンエ]
著・文・その他
鈴木 日出男[スズキ ヒデオ]
著・文・その他
内容説明
原典を頭注と現代語訳で読む。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ドウ
2
ちゃんと原文がある源氏物語。原文の流麗さも、現代語訳のぎこちなさも楽しめるので、やはり原文ありの方が良い。今まで紫式部は過大評価されているのでは?と生意気な考えを抱いていたけど、これを読むと物語を引き立てる和歌・人物描写の巧みさ、さりげなく散りばめられた漢文・仏典の教養の深さに感嘆せざるを得ない。2017/02/17
サチ
1
桐壷の巻の完成度の高さはやっぱりすごい。そして紫式部の博識ぶりに脱帽。2013/04/28
樒
1
再読。夕顔の巻、廃院で詠まれた歌、「夕露に紐とく花は玉ぼこのたよりに見えしえにこそありけれ」が好きです。原文、注釈、現代語訳が3段で同時進行ですので、古文の知識はそこそこでも大丈夫。訳本の解釈と創作の入ったドラマティックや流麗さも良いですが、自分で向き合ったらどんな話、どんな人物になるのだろう、と思ったら、この本はお勧め。この全集の各巻に入る巻末資料と配本も面白いです。「源氏物語」はソフトカバー版もあります。2009/08/04
52
0
読み終わったこの充実感よ。二巻を買うまでは何度か読みなおすつもりである。筋はおさえたので、今度は大和言葉の美しさに酔いしれながら読み返そうと思う。残りの五巻が楽しみな上、世界最古の小説を読み進めている喜びがある。2017/06/05
愛奈 穂佳(あいだ ほのか)
0
【『読書メーター』を知るまでに読んだ本の記録】 通算:#12572001/01/31