世界美術大全集 〈西洋編  第25巻〉 フォーヴィスムとエコール・ド・パリ 島田紀夫

世界美術大全集 〈西洋編 第25巻〉 フォーヴィスムとエコール・ド・パリ 島田紀夫

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  • サイズ A3判/ページ数 483p/高さ 44cm
  • 商品コード 9784096010259
  • NDC分類 708
  • Cコード C0370

出版社内容情報

強烈な色彩と奔放なタッチによってフォーヴ(野獣)派と呼ばれたマ ティス、ドラン、ヴラマンク、マルケ。モンパルナスに集い、それぞ れの民族性豊かな作品を発表したモディリアニ、シャガール、キスリ ング、フジタなどのエコール・ド・パリの画家、パリの憂愁や孤独な 女性像を描いたユトリロ、ローランサン。20世紀初頭のパリで活躍 した画家たちの多彩な代表作を収録。

千足 伸行[センゾク ノブユキ]
編集

島田 紀夫[シマダ ノリオ]
編集

内容説明

マティス、ドラン、ヴラマンク、マルケ、などのフォーヴィスムの画家。モディリアニ、シャガール、キスリング、フジタなどのエコール・ド・パリの画家ユトリロ、ローランサンなどパリの憂愁や孤独な女性像を描いた画家。20世紀初頭のパリで活躍した強烈、奔放、民族性豊かな作風の画家たちの代表作494点を収録。

目次

フォーヴィスムの成立とその特質
アンリ・マティス
ドランとヴラマンク
フォーヴの諸相
日本のフォーヴィスム
エコール・ド・パリ
ヴァラドンとユトリロ
シャガールとモディリアニ
パリの異邦人たち
アール・デコの世界
作品解説
資料

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

270
この巻は「フォーヴィスムとエコル・ド・パリ」。巻頭を飾るのは当然マティス。概ね編年体で編集されているが、初期の頃の絵は様々な試行錯誤の後が見られる。やはり、セザンヌに似ているが、点描も試みているし、ピカソ風の構図のものがあったりもする。ここからがマティスだ、とも言い難いが1908年の「赤の調和、赤い室内」あたりでマティス完成か、などと素人判断をしてみたりもする。何人もの画家の絵が続くが、黒が強烈な印象を残す、ルオーやモンマルトルの風情が懐かしいユトリロを横目にたどり着くのがシャガールとモディリアニ。⇒2023/11/29

KAZOO

92
この巻では表題どおりに、フォービズムということで印象に強い絵画が多いと感じました。アンリ・マティス、ドラン、、ブラマンク、ジョルジュ・ルオー、ラウル・デュフイ、ユトリロ、シャガール、モディリアニなどなどです。最近の画家ではわたしの好きな作家が多く収められています。レオナール・フジタやローランサンもあります。楽しめました。2017/02/16

毒兎真暗ミサ【副長】

26
フォーヴィズム……1900年前半の【フォーヴ】と呼ばれる画家達の活動である。代表はやはりマティス。マティスの『生きる喜び』は芳醇。光沢のシャガール。ユトリロの無機質な雨に潤む街並。憮然の中に温かみあるモディリアニ。その中でもやはりマティスの赤は映えるし、ヴァラドンとパスキンの奇妙な深みも良い。気品のアール・デコ。デザート然とするフジタがさり気なく囁く巻末。本を閉じると、混沌とした時代の蜃気楼がパリを揺らす。そんな余韻に浸りながら、ノートルダムの鐘を反芻する雨の日の午後。2023/12/19

へんかんへん

2
印象主義の流れとしてフォーヴィスムがあるというのがなんとなくわかったちょっとピントをずらしてみるとその線や色が何を主張してるか見えてくる2014/05/03

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