出版社内容情報
日本全国から国語、国文学界はもちろん、歴史、仏教、民俗などの関連諸学をはじめ、社会科学、自然科学などあらゆる専門分野の識者の協力を仰ぎました。記紀、万葉集から、_外、漱石にいたる文学作品と数千点におよぶ歴史上の記録文献を総点検し、一語の使用例を生きた形で抽出しました。また、専門用語（百科語）、方言、外来語、固有名詞なども国語学の面からスポットをあて、近世から近代へのことばの解明にもつとめました。いわば日本文化をことばの面から深く究明したもので、文化遺産として後世に伝えるのに必要にして十分な、約45万の見出し語と豊富な用例を収録しています。また、現代仮名遣いを見出しとして歴史的仮名遣いを添えて用例文との対応がはかれるようにしました。一語の出自となったり、意味の広がりの根拠となる豊富な実例を時代を追って掲げました。仮名遣いのゆれ、文字のゆれ、読みのゆれなどについては補注欄で詳しく説明しました。またほとんど全ての語に発音・アクセントを注記しました。さらに、約８千語に語源についての諸説を掲げてあります。このように、さまざまな専門辞典を包含した、いわばことばの辞典のエキスパートといえます。そのほか、国語項目以外のいわゆる
