出版社内容情報
北欧ミステリの女王が描く濃密な人間ドラマ
不治の病に罹り、夫と別れて死を待つ日々を送る五十代の女性ボーディル。法律家としてキャリアを積みながら、心理カウンセラーに依存する三十歳、独身の娘ヴィクトリア。良き父良き夫であり、建築家としても成功を手にしていたアンドレアス。小さな出来事がやがて大きな波となり、それぞれの人生の歯車を狂わせていく……。
北欧ミステリの女王が人生の皮肉とやるせなさ、絶望、そしてほのかな希望を描く、濃密な人間ドラマ。
カーリン・アルヴテーゲン[カーリンアルヴテーゲン]
著・文・その他
ヘレンハルメ 美穂[ヘレンハルメ ミホ]
翻訳
内容説明
難病に罹り余命宣告された五十五歳のボーディル。長年苦しめられた独善的な夫に別れを告げる一方で、三十歳の娘との関係修復を望んでいた。死を前にしたボーディルは半生を振り返り、「十代だったあの日、別の選択をしていれば人生は違っていたのだろうか」と自問自答を繰り返すばかり。ボーディル、娘ヴィクトリア、そして二人とは無縁のはずの、公私ともに幸福な男アンドレアス。やがてボーディルの「あの日」の行為が、時を経て思わぬ悲劇を呼ぶ―。スウェーデン・ミステリ界の女王アルヴテーゲンが、人生の皮肉と現代の闇、負の連鎖を鋭く描く衝撃の最新作!
著者等紹介
アルヴテーゲン,カーリン[アルヴテーゲン,カーリン] [Alvtegen,Karin]
1965年スウェーデン生まれ。テレビ脚本家を経て、1998年『罪』で小説家デビュー。第二作『喪失』で北欧五ヵ国のなかで最も優れたミステリに与えられるガラスの鍵賞を受賞
ヘレンハルメ美穂[ヘレンハルメミホ]
国際基督教大学卒、パリ第三大学修士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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白のヒメ
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