小学館文庫<br> NOS4A2〈下〉―ノスフェラトゥ

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小学館文庫
NOS4A2〈下〉―ノスフェラトゥ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 569p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784094088106
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

モダンホラーの旗手が描く話題沸騰の傑作!

連続児童誘拐犯のマンクスに殺されそうになった記憶に苦しめられ、重度のPTSDを患ったヴィクは、入院生活を経て病を克服し、幼い頃に休暇を過ごした湖の家で息子ウェインと水入らずの日々を送っていた。しかしそれもつかのま、ヴィクへの復讐に燃えるマンクスはウェインをさらい、ロールスロイス・レイスで彼の作り上げた王国〈クリスマスランド〉へ向かう。ヴィクは息子をとりもどすため、満身創痍の体でバイク・トライアンフを走らせるーー。
ベストセラー作家ジョー・ヒルが放つ、ダークホラーの傑作がここに完結! 解説は、ミステリ研究家の霜月蒼さん。


【編集担当からのおすすめ情報】
本作は2013年度ブラム・ストーカー賞最優秀長篇賞にもノミネートされ、米国でも大きな話題となっています。発表は2014年5月、ぜひご注目ください。


ジョー ヒル[ジョー ヒル]
著・文・その他

白石 朗[シライシ ロウ]
翻訳

内容説明

連続児童誘拐犯のチャールズ・マンクスに殺されそうになった記憶に苦しめられ、重度のPTSDを患ったヴィクトリアは、入院後、幼い頃に休暇を過ごした湖の家で息子ウェインと水入らずの日々を送っていた。それもつかのま、ヴィクトリアへの復讐に燃えるマンクスはウェインをさらい、ロールスロイス・レイスで彼の作り上げた王国“クリスマスランド”へ向かう。ヴィクトリアは息子をとりもどすため、満身創痍の体でバイク・トライアンフを走らせる。ベストセラー作家ジョー・ヒルが放つ、モダンホラーの傑作がここに完結!

著者等紹介

ヒル,ジョー[ヒル,ジョー] [Hill,Joe]
1972年、米メイン州生まれ。2005年、デビュー作『20世紀の幽霊たち』(小学館文庫)でブラム・ストーカー賞、英国幻想文学大賞、国際ホラー作家協会賞を受賞

白石朗[シライシロウ]
1959年生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。英米小説翻訳家。訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nuit@積読消化中

89
下巻からは結末が気になって、一気に読んじゃいました。ラストは良かった!巻末を読むと、どうやら著者はお母さんのタビサさん(スティーヴン・キングの奥さん)に書き直しを提案されたらしい。実際のところ、吸血鬼ものとして期待して読んでたけど、吸血鬼ではないのね?でも、人を愛するって素晴らしいってことと、何かに立ち向かう勇気をもらえるお話でした。ドラマ化されてるので、そちらはどのように描かれているんだろう。さっそく観なきゃ。2019/07/15

Tetchy

57
相変わらずサブカル要素盛り沢山!ナイトライダー、バッドマンにハリポタまで!瀕死の重傷を負いつつも、鋼鉄の馬トライアンフを駈るヴィクの姿のなんと雄々しいことよ!まさに女だてらの「Knight Rider」ではないか!手負いの母親ほど手強いものはない。母の愛こそ最強の武器なのだ。そして父親ルーのなんという包容力!対決後の最後の始末は常に息子を観ていないと解らない父親だからこその決着のつけ方だ。この2人の行為こそ深い家族愛を象徴しているように思える。そしてこの爽快感は一体何なんだろう!やってくれるなぁ、ヒルは!2014/07/16

sin

55
作者の構築したパズルにここまで来たら無我夢中、ピースの一片にまで宿る作者の息遣いさえ感じられる。疾走するレイス、もどかしくも筋道というルートをたどり追走するトライアンフ、、加速したがるエンジンを宥めながらもっと早くに退場するはずの<クリスマスランド>(いやここは作者の精神世界か!)に居続けてしまった。それほどに読み終えるのが惜しくて最高だったよ!何度繰り返してもいいよ、僕はこの作者の紡ぐ物語が好きさ!そしてエンドクレジットみたいな謝辞を読み終わっても次にマーベルコミックの映画のようにショートストーリーが…2014/05/28

白のヒメ

50
上巻の薄い印象を裏切って、下巻の濃さに引き込まれた。親子の相克を上回って、お互いを想う気持ちの描写の凄さ。ファンタジーだからこそ、こういう究極の親子愛が描けるのだろう。「思えば私は生まれた時からずっと、父を追って父の裏道をバイクで走って来ていたのかもしれない。そのことを悔いてはいない」巻末の著者の後書きの一文。言うまでもなく、Sキングが父である。読者として、キングの長年のファンとして、感じる事は多々あり。結果としては面白かったけれど、今はまだ著者の他の作品を読みたいと積極的に思わないのは素直な感想です。2015/08/10

林 一歩

36
エンディングに不満は残るものの、下巻は一気読み。重要キャラクターに母親の名前を使ってしまうとこに、何だか業の深いものを感じた。2015/08/15

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