小学館文庫<br> NOS4A2〈上〉―ノスフェラトゥ

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小学館文庫
NOS4A2〈上〉―ノスフェラトゥ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 587p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094088090
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

全米メディア絶賛、ジョー・ヒル待望の新作

ヴィクトリア・マックイーンは8歳のときから、父にもらった自転車ですでに無くなっているはずの〈近道橋〉をわたり、失せ物を見つけられるようになった。17歳のある日、母と喧嘩をして家を飛び出したヴィクはその自転車で〈橇の家(スレイ・ハウス)〉に辿り着く。そこにいたのは、〈NОS4A2(ノスフェラトゥ)〉のナンバープレートを付けたロールスロイス・レイスに乗る老人――吸血鬼(ノスフェラトゥ)ならぬ連続児童誘拐犯の、チャールズ・タレント・マンクスだった。
ブラム・ストーカー賞2013年度最優秀長編賞候補にノミネートされた、ベストセラー作家ジョー・ヒルのダークホラーが日本上陸。


【編集担当からのおすすめ情報】
「ノスフェラトゥ」とは有名なドイツ映画のタイトルにもあるように、吸血鬼を指す言葉として欧米でよく使われています。
本作は、連続児童誘拐犯が乗る年代物のロールスロイスのナンバープレート「NOS4A2」を「ノスフェラトゥ」と読ませ、タイトルとしています。モダンホラーの旗手ジョー・ヒルが描く、現代アメリカの「吸血鬼」の恐怖をどうぞご堪能ください。

ジョー ヒル[ジョー ヒル]
著・文・その他

白石 朗[シライシ ロウ]
翻訳

内容説明

ヴィクトリア・マックイーンは八歳のときから、父にもらった自転車で家の裏の森にある屋根付き橋をわたり、遠く離れた場所や異界へ行けるようになった。十七歳のある日、母と喧嘩をして家を飛び出したヴィクトリアは自転車で“橇の家”に辿り着く。そこにいたのは、“NOS4A2”のナンバープレートを付けたロールスロイス・レイスに乗る老人―吸血鬼ならぬ連続児童誘拐犯の、チャールズ・タレント・マンクスだった。二〇一三年度ブラム・ストーカー賞最優秀長篇賞候補にノミネートされた、ベストセラー作家ジョー・ヒルのダークファンタジーが日本に上陸。

著者等紹介

ヒル,ジョー[ヒル,ジョー] [Hill,Joe]
1972年、米メイン州生まれ。2005年、デビュー作『20世紀の幽霊たち』(小学館文庫)でブラム・ストーカー賞、英国幻想文学大賞、国際ホラー作家協会賞を受賞

白石朗[シライシロウ]
1959年生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。英米小説翻訳家。訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nuit@積読消化中

82
ここでも親子2代に渡り「Hi-yo,Silver!」!ドラマが始まったので、観る前に読まねばと手に取りました。上巻の後半から盛り上がってきました。このまま下巻へ!しかし…1点だけ、犬好きにとっては毎度この手のもので、愛犬が登場するとこういう展開にしちゃうのはやめて欲しい(号泣)。2019/07/13

sin

59
無垢ゆえに贖罪の道を歩む主人公。そしてまたこの物語も心を騒がす、神経を逆撫でする。魔法の存在を肯定するが故に敢えて登場人物を否定する。千尋の谷に突き落とすキングの子、ヒルがここに在る。やるせなく嫌悪をさえ感じさせる主人公のありように、それでいて絶対の親近感を感じてやまないのはなぜだろう。僕は圧倒的にこの作者の綴る物語が好きだ!2014/05/23

Tetchy

54
常に我々の想像を超える世界を見せてくれるヒルが今回描いた世界は特殊能力者たちの世界。しかし本書は単純な対決の物語に作者はしなかった。主人公ヴィクと宿敵チャールズ・マンクスとの戦いはなんと数十年にも及ぶ。いつもそうだが、ジョー・ヒルの描く物語の主人公は決して聖人君子のような素晴らしい人間でもなく、また愛すべき人柄を備えた人物ではない。暴力と虐待の昏い翳が物語の通奏低音として常に響いている。ただそんな破綻した家族でも、それぞれが危難に陥れば協力し合う。つまり家族愛は不変なのだということをこの物語は示している。2014/07/16

白のヒメ

51
小説を書いてメジャーになるまでは、キングの息子だと明かさなかったというジョーヒルの作品。系列としてはキング作品と同じになるのだろうか。けれど物語は浅く、キングの作品が底辺に人間哲学が流れる重厚さがあるのに比べると、この作品は単なるお化けを描いた童話といった印象。キングの最近の作品のドクタースリープにも同じような悪役が出てきてその魅力に非常に惹きつけられたが、こちらの悪役には全く魅力が感じられず。というか全般に人物の書き込みが浅い。登場人物たちに気持ちが入って行かないのだ。下巻で印象が変わるだろうか。2015/08/08

林 一歩

40
偉大過ぎる父親と比較するのは酷だと思う。キングは、所謂モダンホラーのiconそのものだから。それを差し引いても、楽しめる内容。少し冗長だけど、それは父親も同じか。下巻が楽しみ。2015/08/11

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