小学館文庫<br> 約束

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小学館文庫
約束

  • 石田 衣良【著】
  • 価格 ¥607(本体¥552)
  • 小学館(2012/12発売)
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  • サイズ 文庫判/ページ数 285p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094087819
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

未発表作品も追加!絶望から再生へのドラマ

もうこれからいいことはやってこない、八方ふさがりの人生を受けとめるしかない――誰の身にも起こり得るさまざまな絶望や苦しみの局面。そんな人生の難局から、ちいさな希望の光を求めて立ち上がろうとする人々のドラマ。
親友を目の前でうしなうことになった小学四年生の深い傷と再生を描く表題作「約束」。十九歳の息子の車椅子を押す父親が、家族のため歯を食いしばり踏みとどまる「青いエグジット」。女手ひとつで育てた長男の思いもよらない病に気丈に向き合う母親の「天国のベル」。モトクロスの練習に励む高校生が、ある悲劇を背負った女性と出会う「冬のライダー」。不登校の中学生と廃品回収車の老人のあいだに不思議な絆が生まれる「夕日へと続く道」。被写体にしている桜の前で、カメラマンが悲しげな女性と遭遇する「ひとり桜」。十歳のひとり息子が病魔に襲われ、大手術にのぞむある一家の奇跡を綴る「ハートストーン」。
さらに、未発表作品「みどりご」を今回初収録した全八編。
涙のあとには、きっと明日を生き抜く希望が生まれるはず。一度は立ち止まった人々が、ふたたび人生を歩き出す瞬間を、小説の名手が鮮やかに描いた珠玉の短編集。



【編集担当からのおすすめ情報】
巻末解説は作家の小池昌代さんです。石田衣良さんの描いた物語に感動するばかりでなく、私たちが日常生活でちょっとした困難に直面したとき、これらストーリーから“ちいさな”勇気がもらえるはずです。

内容説明

涙のあとには、きっと明日を生き抜く希望が生まれるはず―人生の難局に立ち止まった人々がもういちど歩き出す瞬間を、小説の名手が鮮やかに切り取った珠玉の作品集。クラスの親友を目の前で突如うしなった男の子の深い傷と再生を描く表題作をはじめ、息子の車椅子を押す父親が家族を思い歯を食いしばる「青いエグジット」、十歳のひとり息子が病魔に襲われ、大手術にのぞむ一家の奇跡を綴った「ハートストーン」などのほか、本書書き下ろしとなる「みどりご」を加えた全八篇を所収。

著者等紹介

石田衣良[イシダイラ]
1960年東京都生まれ。成蹊大学経済学部卒業。広告制作会社勤務後、コピーライターとして活躍。97年「池袋ウエストゲートパーク」でオール讀物推理小説新人賞、2003年『4TEEN』で直木賞、06年『眠れぬ真珠』で島清恋愛文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

モルク

101
大きな悲しみ、悩みを持った人々が立ち上がり歩み出す姿を描いた8話の短編集。近所に住む幼馴染みのヨウジはカンタにとって親友以上、英雄だった。そのヨウジがカンタの目前で死んでしまう。僕の方が死ねばよかったと辛い日々を送るカンタにある日…の「約束」。10歳の息子が脳腫瘍に。そして同時に祖父も心臓発作に倒れた。祖父が手に握っていたものは…の「ハートストーン」がよかった。どの作品も前を向き立ち上がり一歩を踏み出す。あたたかく、まだまだやれると勇気を貰える一冊。2024/04/12

ぶんこ

46
事故や病気で家族を亡くした人たち、不登校の子どもたちと親。不登校の中1の男の子が廃品回収を手伝う「夕日の続く道」と、山間の1本桜を撮りにきたカメラマンと夫を癌で亡くした妻との2日間を描いた「ひとり桜」が好みでした。ひとりの寂しさがお互いの心で呼び合ったような結びつき。そして前を向いていきはじめる人々に頑張る気持ちをいただけたようです。2020/08/24

えりこんぐ

43
石田衣良さん初読み。心に重い傷を抱えた人たちの、再生の物語。読みやすかったけど、あっさりしててもったいないような。扱っているテーマが重いものほど、もっとページ数を増やしてしっかり書いてほしかった。2016/01/05

いずむ

39
ようやく、泣いた。忙しさで誤魔化してた悲しみを吐き出すコトができた。死にたいなんて言うな。死んだ方がマシだなんて言うな。自分で自分の人生の価値を捨てるな。他人の人生の価値を勝手に決めるな。ボクの心の中にいつも石田さんがいる理由を見つめ直せた気がする。もうホントに倒れそうだっていう時には「一回倒れよう。それからまた立ち上がろう」って、手を差し伸べてくれる。ひたすらにもがいている時には、「張り詰めた顔してるよ、一回落ち着こう」って、心の鏡を差し出してくれる。感動より、感謝。ありがとう、ボクは生きる。約束する。2012/12/08

タルシル📖ヨムノスキー

26
石田衣良さんのグッとくる短編集。難病、引きこもり、障害、別れ、どん底からの再生。特に2001年に起きた池田小事件に衝撃を受けて書かれたという表題作〝約束〟。引きこもりで片足をなくした青年の再生を描く〝青いエグジット〟。不登校の少年と廃品回収業の老人の交流を描く〝夕日へ続く道〟は特に心に残りました。自分の年齢から、どうしても父親の目線で物語を読んでしまうけれど、5年、、10年後、源ジイのような含蓄のある言葉を子供や孫に残してあげられるだろうか。ちなみに〝みどりご〟は角川文庫版には収録されていません。2023/04/19

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