小学館文庫<br> 逆説の日本史〈14〉近世爛熟編

個数:
電子版価格
¥1,100
  • 電書あり

小学館文庫
逆説の日本史〈14〉近世爛熟編

  • 提携先に在庫がございます【僅少】
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    (※複数冊ご注文はお取り寄せとなります)
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫状況は刻々と変化しており、ご注文手続き中やご注文後に在庫切れとなることがございます。
    ◆出荷予定日は確定ではなく、表示よりも出荷が遅れる場合が一部にございます。
    ◆複数冊をご注文の場合には全冊がお取り寄せとなります。お取り寄せの場合の納期や入手可否についてはこちらをご参照ください。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 608p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784094086027
  • NDC分類 210.1
  • Cコード C0195

出版社内容情報

忠臣蔵の虚構と真実を解き明かす

歴史上の事実である「赤穂事件」はどのようにして「忠臣蔵」という「虚構のタイトル」で呼ばれるようになったのか? 「吉良の浅野イジメが作り話なのは会社員の接待の常識からもわかる」「最も基本的な史料である浅野内匠頭の辞世すら最初からなかった」「吉良邸に討ち入った四十七士に死者、重傷者がひとりも出なかったのはなぜか」など、従来の「常識」に真っ向から異を唱える意欲作。江戸庶民の喝采を浴びた赤穂事件の真実に迫る――

井沢 元彦[イザワ モトヒコ]
著・文・その他

内容説明

江戸時代にあって最も爛熟をきわめた元禄の世(1688年~1703年)は、日本近世史上最大の“大変革”の時代でもあった。今に伝えられる「忠臣蔵」美談創作の裏に秘められた日本人の精神構造の大転換はじめ、21世紀の今を生きる日本人の原像がここにあった。名君綱吉の治世が揺るがした刃傷と仇討ち。赤穂事件が「忠臣蔵」に変移した謎。

目次

第1章 忠臣蔵、その虚構と真実編―武断政治から文治政治への展開2
第2章 将軍と側用人システム編―武断政治から文治政治への展開3
第3章 大坂・江戸 大商人の世界編―武断政治から文治政治への展開4
第4章 明と日本編―江戸時代の東アジア外交1
第5章 琉球王国と日本編―江戸時代の東アジア外交2

著者等紹介

井沢元彦[イザワモトヒコ]
作家。1954年名古屋市生まれ。早稲田大学法学部卒。TBS報道局在籍中の80年『猿丸幻視行』で第二六回江戸川乱歩賞受賞。著書『逆説の日本史』は単行本、文庫本、ビジュアル版合わせて四四〇万部を突破(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

130
「忠臣蔵」と「綱吉」についての従来からの一般的な見解をかなり足元からひっくり返しているような感じです。まあある程度忠臣蔵についてはかなりな脚色部分があるのではないかということがさまざまな文献に書かれているということを私も理解していたのでありそうな話だと感じました。綱吉については側用人がしっかりしていたのではないかと思います。いまの官房長官ですね。結構楽しめた巻でした。2016/05/19

gonta19

85
2011/12/6 Amazonより届く。 2016/3/18〜4/3 江戸時代に入って、忠臣蔵、商人文化、日明の関係、琉球との関係に焦点をあてた、いつもの井沢節。ではあるが、本書は現代の世の中を生き抜くための示唆に溢れている。倉庫に入れずに、手元に置いておこう。2016/04/03

みやび

38
前巻を読んだのが結構前なので内容を忘れかけてはいたけれど、この巻に続いていた「忠臣蔵の真実」についての話はやはり興味深く面白かった。徳川綱吉が暗君ではなく、実は名君であったと言うのも成る程と頷ける。琉球や竹島など、明との外交関係については、やはり当時から悩まされていたのかと苦笑。そしてそれが現在の外交問題にまで影響を与えていると。歴史は点ではなく線で繋がっている事を改めて実感させられる。こういうのを読むと、本当のところはどうだったんだろうと、いつも思い巡らせてしまいます。2019/11/11

ころこ

32
江戸に入って大きな発見が目白押しで、逆説の奥深さを再認識します。忠臣蔵の解釈は以前の他の著作で知っていましたが、忠臣蔵が流行った土壌が綱吉の文治政治に対する民衆の反発からであり、しかし評判の悪かったその文治政治は、明治維新から続く今日の社会の基礎となる考え方をつくったと綱吉の政治手腕を評価する著者の逆説はかなり鋭いです。さらに、喧嘩両成敗の情緒的な裁定を支持した浅見絅斎らの論が趨勢になり、論理的首尾一貫性のある佐藤直方の考え方が右派の主流にならなかったことは、後の二・二六事件の温床になっていると山本七平の2020/07/26

デビっちん

31
シリーズ1巻以来の大きな衝撃を受けた内容でした。忠臣蔵と綱吉について、一般的な見解がガラッとひっくり返るような感じです。その背景にある儒教、朱子学の影響について丹念に解説がなされていて、西洋のプロテスタントと資本主義の発展とは違った日本資本主義の精神、為替制度の発展と禅との結びつき、士農工商の順番などの解説のあたりが大変面白かったです。忠臣蔵をきちんと見たことがないので、この機会に見てみようと思います。2017/09/17

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/4345860
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。