内容説明
印象派とは何か―。フランス絵画紀行は、ロマン主義から印象派の誕生に辿り着く。デッサンにこだわり続けたアングルや世紀の児と呼ばれたジェリコー、近代絵画の巨匠ドラクロワといったロマン主義の成熟期を飾る作品を鑑賞した後、フランス絵画を巡る旅は、印象派の画家が集ったセーヌ河を下る。ヨーロッパの画壇に革命をもたらした印象派の衝撃。モネ、ルノワール、シスレー、ピサロ、ゴッホ、セザンヌ…豊潤な作品群を生み出した画家たちは、光の中に一体何を見たのか?読んで旅する美術書待望のオールカラー文庫化。フランス絵画の胎動に触れる第二巻。
目次
静かな画家・アングル
幼くして見た1枚の絵
静かな画家の胸中
世紀の児、ジェリコー
罪人から病人へ
ロマン主義の巨匠
フランスの象徴
ドラクロワの標べ
ドラクロワは伝令使?
近代絵画の巨匠
絵画は人なり
光の中へ、セーヌを行く
パリが印象派を生んだ
セーヌは印象の母
河畔の詩人
つかの間のゴッホの悦び
ゴッホの至福の時間
セザンヌのセーヌ
セーヌの巨匠
モネの眼
セーヌ河の終わる港
モネのロンドン
著者等紹介
伊集院静[イジュウインシズカ]
1950年、山口県防府市生まれ。81年「皐月」で文壇デビュー。94年『乳房』で吉川英治文学新人賞を、翌年には『受け月』で直木賞を受賞。その後も『機関車先生』で柴田錬三郎賞、『ごろごろ』で吉川英治文学賞を受賞し、精力的な執筆活動をつづける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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