小学館文庫<br> 美の旅人 フランス編〈1〉

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小学館文庫
美の旅人 フランス編〈1〉

  • 伊集院 静【著】
  • 価格 ¥806(本体¥733)
  • 小学館(2010/10発売)
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  • サイズ 文庫判/ページ数 187p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094085549
  • NDC分類 723.35
  • Cコード C0195

内容説明

美の旅人は芸術の都へ―。作家・伊集院静による「一枚の素晴らしき絵画」に出逢う旅はピレネー山脈を越え、印象派を生んだフランスを巡る。フォンテーヌブロー派、フランス絵画の父プッサン、風景画の父ロランといった十六世紀以降のフランス絵画創世記から始まり、時代の闇に隠れた画家ラ・トゥール、ロココ芸術の終焉を飾るフラゴナール、静物画と風俗画の巨匠シャルダンへと続く。そして革命という嵐とナポレオンの出現が絵画にもたらしたものとは何か、と問いかける。スペイン編に続き待望のオールカラー文庫化が実現。フランス絵画の礎を探る第一巻。

目次

フランスの誇り
パリ、美の空間
パリの抱擁
王の目にとまった絵画
官能からはじまる絵画
フランス絵画の父?プッサン
絵画は、黙する詩か?
神話と聖書と絵画
クロード・ロランの目線
一瞬を手にした画家
夜の画家、ラ・トゥール
ラ・トゥールはなぜ好かれるのか
農民を描いた兄弟
道化師の悲しみ
美しき女性への絵画
逢い引きという同時代
静物画の凶暴性
1冊の本と1枚の絵
静物画の視点
シャルダンの反逆
ナポレオンと絵画
大作の鑑賞法
英雄の死
美術館とは何だろうか

著者等紹介

伊集院静[イジュウインシズカ]
1950年、山口県防府市生まれ。81年「皐月」で文壇デビュー。91年『乳房』で吉川英治文学新人賞を、翌年には『受け月』で直木賞を受賞。『機関車先生』で柴田錬三郎賞、『ごろごろ』で吉川英治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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佐々陽太朗(K.Tsubota)

54
ただ一度パリを訪れたことがある。ルーブル美術館の前まで行きながら美術館に入らず、パリ三越で家族や知人への土産を買うことで時間をつぶしてしまったことを、今、心から悔やむ。妻、母、妹は私が買って帰ったバッグを見て心から喜んでくれた。しかし、私はそれに費やしたお金を、いやいや、ルーブルに入ることなく費やした時間を心から悔やむのだ。クロード・ロランのセピア色、素敵ではないか。あぁ、後悔先に立たず。ルーブルではないがモネの『印象・日の出』は昨年11月26日に京都市美術館で見ることができた。せめてもの慰めか、あぁ・・2012/09/19

taku

28
初伊集院静。自身の知識と感性で、絵画や画家を解説している本。気軽に読めてわかりやすい。フランス編の続きやスペイン編も読んでみたくなった。また美術館巡りをして数多くの本物に会いに行こう。「浴槽の2人の貴婦人」から、(右)わたくしチクビームが出せますことよ。(左)見せてご覧なさい。というストーリーを感じ取った。盛大に外していた。でも自分なりの観賞法でよいのだ。自分のセンシビリティで作品に向き合う。それが作者をはじめ、芸術に触れさせてくれる人達への敬意だ。2017/05/07

Matoka

17
ルーブル美術館の歴史が面白かった。かつてここにはジャルダンやダヴィッドがアトリエを持ち、住んでいた。ナポレオン美術館という名称で呼ばれていた時代もあったとは!2017/06/07

miho

13
【2021-112】【図】初めての伊集院静氏。絵画に関する本はこれまで主に中野京子氏を読むことが多かったので、また違った視点で知ることができるのが嬉しい。旅行ができないこのご時世、本の中だけでも旅をしているようでとても楽しかった。続きも読もう。そしてどうやら先にスペイン編があるらしいので、そちらも。2021/08/13

まさにい

6
小説家はストーリーを紡ぎだす。紡ぎだす過程は登場人物のイメージを大切にする。登場人物のバックストーリーを考えながら。絵画は静止したキャンパスにストーリーを描くのではないだろうか。一見両者は異なるようにも思えるが、このようによくよく考えてみると共通点がある。そうだとすれば、伊集院のこの絵画の分析は作家の目で絵画のストーリーを解析しているようで読んでいて面白い。芸術家たちの生きたバックストーリーを調べながらの随筆には、なるほど~、と唸るような記述が満載である。2020/07/09

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