出版社内容情報
巨匠ミロを辿る「美の旅人」シリーズ完結編
スペイン絵画を巡る旅の最後は、作家がもっとも楽しみにしていた巨匠が登場する。
画家の名はジョアン・ミロ。
「創作は大地から生まれるものだ」と明言するミロは故郷タラゴナと晩年を過ごしたマヨルカ島で何を感じたのか。カタルーニャの空と大地、太陽と星、そこに生きる人々に創作の根幹を見る。さらにピカソやヘミングウェイとの交流、内乱や大戦の惨禍を経て、徐々に象徴化・抽象化していく作品群に触れながら、90 年の生涯を通じて、探し続け、求め続けたひとりの画家の真実に迫る。読んで旅するビジュアル読本、オールカラー文庫化、スペイン編ついに完結。
内容説明
スペイン絵画を巡る旅の最後は、作家がもっとも楽しみにしていた巨匠が登場する。画家の名はジョアン・ミロ。「創作は大地から生まれるものだ」と明言するミロは故郷タラゴナと晩年を過ごしたマヨルカ島で何を感じたのか。カタルーニャの空と大地、太陽と星、そこに生きる人々に創作の根幹を見る。読んで旅するビジュアル読本、オールカラー文庫化、スペイン編ついに完結。
目次
ミロの眼、子供の眼
ミロ少年の夢見たもの
ミロとちいさきもの
ヘミングウェイの愛したミロ
ミロのいとしきもの
ミロの沈黙
ミロの攻撃性
ミロの音感と色彩
ミロの守護天使
スペイン内乱とミロ
著者等紹介
伊集院静[イジュウインシズカ]
1950年、山口県防府市生まれ。81年「皐月」で文壇デビュー。91年『乳房』で吉川英治文学新人賞を、翌年には『受け月』で直木賞を受賞。その後も『機関車先生』で柴田錬三郎賞、『ごろごろ』で吉川英治文学賞を受賞し、精力的な執筆活動をつづける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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