出版社内容情報
南米大陸の南端パタゴニアに屹立するパイネ山塊を目指す旅から一転、“動物も水も空気も咆哮する”大アマゾンの奥の奥、水没ジャングルを経て、祈りの大地・世界の屋根チベットの聖山カイラスに至る「大陸紀行」の集大成、待望の文庫化なる。自らファインダーをのぞき、地球の果てに息づく生命の営みを映し撮り、かつ書き綴った旅の記録。
「第一章 氷河の牙へ――パタゴニア追想紀行」「第二章 奥アマゾンの水没ジャングルを行く」「第三章 チベット偽者巡礼旅」
椎名 誠[シイナ マコト]
著・文・その他
内容説明
椎名氏がこよなく愛す南米大陸の南端パタゴニアへの三度目の旅。屹立する氷河の牙パイネ山塊を目指す馬上行の果てに見た“真昼の星”。一転“動物も水も空気も咆哮する”大アマゾンの奥の奥を経て、祈りの地・世界の屋根チベットの聖山カイラスに至る「大陸紀行」の集大成。自らファインダーをのぞき、地球の果てに息づく生命の営みを映し撮り、かつ書き綴った旅の記録、待望の文庫化なる。
目次
第1章 氷河の牙へ―パタゴニア追想紀行(時間のとまった街;金物屋のアギラ;鳴かなかったコオロギ君 ほか)
第2章 奥アマゾンの水没ジャングルを行く(歩く巨大魚;泥ガニ獲り;三匹の獲物 ほか)
第3章 チベット偽者巡礼旅(ぶるぶる震える冷蔵庫;早朝の八角街;カンパ峠の落胆 ほか)
著者等紹介
椎名誠[シイナマコト]
作家・写真家。1944年生まれ。79年に『さらば国分寺書店のオババ』で作家デビュー、たちまちベストセラー入り。89年『犬の系譜』で吉川英治文学新人賞、90年に『アド・バード』で日本SF大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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