内容説明
「先生、ほんとうに、気持ちいいですか?」―。渋谷の街にたたずむ美しい娼婦・なぎさは、男たちに不思議な夢を見せてくれる。青春時代に戻り、忘れられない女性に再会するのだ。今夜も一人の男が彼女の媚薬に誘われ、長い夢へと落ちていく。山野研介は、中高一貫の男子校の英語教師・悦子先生に再会した。中学時代、先生の課外授業の噂を聞いた研介の妄想は膨らみ、ついに彼女のもとに向かうが…。憧れの悦子先生を抱きたい。先生の運命を変えたい。でも、なぎさに導かれていたのは研介だけではなかった―。大人気官能小説「なぎさの媚薬」シリーズ第二弾。
著者等紹介
重松清[シゲマツキヨシ]
1963年岡山県生まれ。早稲田大学卒業後、出版社勤務を経て執筆活動に入る。91年、『ビフォア・ラン』でデビュー。99年に『ナイフ』で坪田譲治文学賞、『エイジ』で山本周五郎賞、2001年に『ビタミンF』で直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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