小学館文庫
腐蝕の王国

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 782p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094082128
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

メガバンク東名富国銀行頭取の藤山はかつて部長時代、女子行員の裕子と関係を持ち妊娠させる。その後処理にあたったのが左遷直前の部下、西前だった。以来藤山と西前は二人三脚で出世街道を突き進む。裕子の産んだ子を密かに自らの娘として育てる西前。そして、時代はやがて政・官をも巻き込んだ一大金融狂乱期を迎える―。元都銀幹部の著者だからこそ書けた、バブル前夜から銀行大合併時代までの金融界の内幕と、水面下で蠢く野心や男女の愛憎を巡る凄絶な人間模様を描いた長篇小説。

著者等紹介

江上剛[エガミゴウ]
1954年1月、兵庫県生まれ。早稲田大学卒業後、旧第一勧業(現みずほ)銀行入行。1997年の第一勧銀総会屋事件の際には広報部次長として混乱収拾に尽力した。高田馬場、築地各支店長を経て2003年に退行。銀行員の傍ら2002年に『非情銀行』で小説家デビューする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。