内容説明
同じ職種でも年収に百倍の差が出る「年収大格差時代」が、日本でも到来しつつある。これからは人並みの努力や能力では、低い年収に甘んじなければならなくなるのだ。では、高年収を得るためには、どうすればよいのか?日立製作所の原子炉設計者から全く畑違いの経営コンサルティング会社マッキンゼーに転職し、瞬く間に世界のトップ・コンサルタントになった大前研一氏が、自らの体験から導き出した「企画発想術」「会議術」「交渉術」「人心掌握術」「営業術」「転職術」など、格差社会で“勝ち組”となるために不可欠な実戦的ノウハウを伝授する。
目次
序章 年収大格差時代の到来
1章 “生活習慣癖”を撃退しよう
2章 企画発想力
3章 会議力
4章 交渉力
5章 人材育成力
6章 営業力
7章 人間力を鍛え直そう
8章 外国人ビジネスマン攻略法
9章 後悔しない転職の掟
10章 失敗しない起業の鉄則
11章 人生設計を見直そう
著者等紹介
大前研一[オオマエケンイチ]
1943年福岡県生まれ。早稲田大学理工学部卒業後、マサチューセッツ工科大学(MIT)大学院で博士号を取得。72年にマッキンゼー・アンド・カンパニー・インク入社。日本支社長、アジア太平洋地区会長などを歴任。95年の退社後も世界の大企業やアジア・太平洋における国家レベルのアドバイザーとして活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Kentaro
3
子供の教育費がかさむからと、旦那さんの昼食代を削ろうと言うのは、発想がすでにマイナス思考になっている。どうやったら稼げるか。それをいつでも考えているとアイデアは涌き出てくる。 グローバルに人とモノが動く時代には、価格差が三倍あるような製品では取引の方法を工夫するだけでもビジネスに繋がる。 常にアンテナ高く情報を取り続けることが必要なのは言うまでもない。大前さんはすでに10年前でもインターネットやITを最大限活用して一日500本ものニュースに触れ、重要なものは深読みし、ビジネスの着眼点を磨いている。2018/03/31
コホーー
1
①未知の知識を吸収する好奇心があるかどうか。この知識格差にこそビジネスチャンスがある。②グローバル化が進む中、物理距離・時間距離・料金距離の3つを理解する必要がある。この格差を利用したビジネスがこれから本格化する。③交渉巧者となるには、人間的に信頼され、幅広い人的ネットワークを持っていることが不可欠。④テーマパークは、ディズニーランド・シーのようにクラスター(群れ)化した方が滞在時間の増加に繋がり集客力はUPする。⑤ベンチャーを含む企業は国内・海外問わずビジネスをすべき。国内で地位を固める必要はない。2021/10/05
嘉
1
基本的に大前さんは超人なので、なかなか真似できないけど、セカンドハウスライフは将来の計画に組みこもう。2016/10/15
yahiro
1
ひとつひとつがコラムみたいで読みやすい。読みやすいのはいいが、基本的に大前研一の本って読みやすいものばかりだな……。もう少し、ハードな経営学も読みたいものです。2015/09/24
ken
1
文庫系の大前本の中では一番気に入ったもの。2010/03/21