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小学館文庫
東海道居酒屋五十三次

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  • サイズ 文庫判/ページ数 322p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094081763
  • NDC分類 673.9
  • Cコード C0193

内容説明

平成の弥次喜多ならぬ戯作戯画コンビが、品川宿から京都まで、東海道の居酒屋を飲み歩く爆笑珍道中。宿場宿場に毎夜地酒・地魚・女あり。浮かれる弥次喜多に鳥追い女マチコが後をつける。この一冊で東海道を飲み歩き。各店データつき。

目次

品川宿之巻―旅は道づれ夜はお酒 弥次喜多コンビの鹿島立ち
藤沢宿之巻―ほろ酔い機嫌の江の島参り 弁天小僧も酔いつぶれ
小田原宿之巻―守り通した女の操 いなせ浴衣の弥次と喜多
沼津宿之巻―箱根八里は馬でも越すが越すに越されぬ居酒屋の関
府中宿之巻―居酒屋さがしてくてく西へ今日も日暮れてエンヤコラ
藤枝宿之巻―旅ゆけば~駿河の国に茶の香りお酒の香り
浜松宿之巻―天竜渡れば浜松の夜 うなぎ娘がお待ちかね
吉田宿之巻―淫風ただよう街道筋の飯盛り女は狐化け?
宮宿之巻―長旅疲れて沈没二日 徳利並べて福は内
桑名宿之巻―行灯ともる寄りあい渡し蛤いかがと甘い声
亀山宿之巻―悪の美学を気どってみたが仇討娘にスタコラサ
大津宿之巻―峠下れば湖の国近江八珍さがした夜は
京都宿之巻―上がりの夢は京まぼろしか酔いどれ二人の旅の果て

著者等紹介

太田和彦[オオタカズヒコ]
1946年北京生まれ。グラフィックデザイナー

村松誠[ムラマツマコト]
1947年静岡県生まれ。イラストレーター。『ビッグコミック・オリジナル』表紙画を描き続け今に到る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

gonta19

70
2015/7/8 Amazonより届く。 2015/8/10〜8/19 太田和彦氏の居酒屋巡りの旧刊。本の存在をこの間まで知らなかった。内容はタイトル通り、旧東海道沿いの街で居酒屋、バーなどを巡る紀行文。 狭い国土なのに、地域地域で特徴ある料理があるのは、日本ならではだろうな。ああ、旨い居酒屋に行きたい!2015/08/19

mondo

5
太田和彦の居酒屋シリーズの2冊目となる本。東海道を2年前に歩いたが、できたら歩く前に読んでおきたかった。ずいぶん前の作品のようではあるが、テレビで居酒屋を紹介しているあの朴訥とした口調がそのままリズムを与えてくれて、読み進めることができる。来週、京都に出かけるが、早速この本を活用したいと思う。いい居酒屋は不滅だろう。2017/02/06

Machida Hiroshi

4
本書は、居酒屋探訪家を自認する著者が、イラストレーターと共に平成の弥次喜多に扮し、東京・日本橋から京都・三条大橋まで東海道を飲み歩くという趣向の旅紀行です。著者のいつもながらの軽妙な文章で居酒屋の酒と肴を紹介していきますので、読むほどに自分もその店にいるような気分になり楽しくなってきます。画家の故郷である藤枝と、著者の馴染みである京都は、他の宿より一層ディープな感じがします。立石放浪の際に気分を盛り上げるために行き帰りの電車で読みました。おかげさまで盛り上がりすぎて終電を逃したのがちょっと残念でした(笑)2017/11/11

Kazuo Ebihara

2
『東海道中膝栗毛』をなぞって、 戯作者と戯画師、版元の三人が東海道酒場巡りの旅をした。 品川宿から、藤沢、小田原、沼津、桑名、大津、京都まで十三宿。 弥次喜多コンビに鳥追女が加わって、 居酒屋やバーを賑やかに梯子酒していく。 いつもの太田さんの酒場紹介本とは文体を変え、 かの地の歴史や、江戸風俗の蘊蓄を語りつつ、 酔いどれ三人の会話が実に楽しい。 さあ、休肝日明け。 『東海道居酒屋五十三次』にちなんで 今夜は「糖、肝臓値、下がったや。ご自由に三注ぎ」 品川宿から行ってみようか。 2014/11/11

sawa

2
☆☆☆☆ 素敵な居酒屋ってこんなに沢山あったのか!という位全部のお店がいい。太田和彦と店主のやり取りが侍同士のようで渋すぎる。お互いに「おぬしやるのう」みたいな。(借)2010/10/03

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