出版社内容情報
TBS新春大作ドラマを元にした痛快歴史物
時は戦国の世、房総半島南端の安房国。武将たちが日本各地で「国盗り」を繰り返す中で、安房の山下定包は妻・玉梓と放埓な日々を送っていた。里見義実は定包を倒し、助命嘆願する玉梓も打ち首にする。「私を斬るなら末代までたたる」と死んでいった玉梓の亡霊は、義実の娘・伏姫に「そなたは呪いの子をはらんでいる」と不吉な予言を。伏姫は呪いを打ち払うかのように自害するが、彼女の体からは八つの珠が空に飛び散っていった。呪いをとくため里見家家臣・金碗大輔は八つの珠を探す旅に出るのだった。
内容説明
「殺さば殺せ!だが私を斬るなら呪ってやるぞ」安房国の悪評高き妖女・玉梓は、里見家の伏姫を前に叫んだ―。世は戦国。玉梓に呪われた里見家は窮地に陥り、伏姫は自害する。だがその胸元からは八つの水晶珠が飛び去った。仁、義、礼、智、忠、信、孝、悌の文字がそれぞれ浮かび上がる八つの珠は、八人の勇者の手に渡っているという。呪いを解き、いくさを収める力となる八人の犬士を求めて、里見家の金碗大輔は旅立つ。大森美香脚本によるTBSドラマ「里見八犬伝」を原案に、気鋭の時代小説作家、植松三十里が書き下ろした伝奇エンターテインメントの傑作。
著者等紹介
植松三十里[ウエマツミドリ]
静岡県静岡市出身。1977年、東京女子大学史学科卒業。婦人画報社編集局入社後、建築関係ライターとなり現在に至る。2003年、『桑港にて』で歴史文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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