出版社内容情報
15か国で翻訳。大傑作サイコ・スリラー!
「わたしがここへ来たのは、なくした自分の欠片を、ここに置き去りにした自分の欠片を見つけるためだ。
それが見つかるのはここしかないと、わたしはずっと知っていた。」
デビュー作にして見事なページターナー!
2017年刊行直後、すぐに15か国で翻訳が決定!
読む者を釘付けにする、大傑作サイコ・スリラー!!
(あらすじ)
3歳のとき、わたしは両親に捨てられた。
理由もわからず叔母の家に預けられ、肩身の狭い思いをしながら育った。
9歳のとき、6歳上の姉・エルと再会した。
直後、叔母はすぐに引っ越すとわたしに言った。エルに居場所を知られないようにするためだった。
だが、姉はすぐにわたしを見つけた。
午前2時。突然鳴り出した電話にイヤな予感がした。
エルからの電話だった。
6年のあいだ避け続け、23回も番号を変え、引っ越しまでしたのに、エルはまた易々とわたしを見つけた。
エルは、母親が死んだことをわたしに告げた。
29年ぶりに帰ったスコットランドの生家は、広々とした敷地をそなえた大邸宅だった。
だが、再会した父親がわたしに放ったのは「おまえは来るべきじゃなかった」という一言だった‥‥。
内容説明
姉エルからの突然の電話は母親の訃報だった。三歳で叔母に預けられて以来、二十九年ぶりにスコットランドの生家にわたしは帰った。幼い頃、両親や叔母は姉妹の接触を禁じたが、エルはいつも唐突にわたしの前に現れた。そのたびにむらっ気で攻撃的な態度に傷つけられ、わたしはエルを避けるようになっていた。生家は思っていた以上に裕福だったが、父親が放ったのは「おまえは来るべきじゃなかった」という一言だった。なぜわたしは屋敷と両親から引き離されたのか。なぜわたしだったのか―。読む者を釘付けにする見事な語り口。必読サイコ・スリラー!
著者等紹介
アダムズ,ミシェル[アダムズ,ミシェル] [Adams,Michelle]
1981年、イングランド生まれ。キプロス在住。大学で臨床科学を専攻し、卒業後は心臓生理学の研究員。2005年より長編小説の執筆を開始。2017年、『邪魔者』でデビュー
中谷友紀子[ナカタニユキコ]
神奈川県生まれ。京都大学法学部卒業。ミステリ小説の翻訳を中心に手掛けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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