小学館文庫<br> 邪魔者

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小学館文庫
邪魔者

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  • サイズ 文庫判/ページ数 480p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094063080
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

15か国で翻訳。大傑作サイコ・スリラー!

「わたしがここへ来たのは、なくした自分の欠片を、ここに置き去りにした自分の欠片を見つけるためだ。
それが見つかるのはここしかないと、わたしはずっと知っていた。」

デビュー作にして見事なページターナー!
2017年刊行直後、すぐに15か国で翻訳が決定!
読む者を釘付けにする、大傑作サイコ・スリラー!!

(あらすじ)
3歳のとき、わたしは両親に捨てられた。
理由もわからず叔母の家に預けられ、肩身の狭い思いをしながら育った。

9歳のとき、6歳上の姉・エルと再会した。
直後、叔母はすぐに引っ越すとわたしに言った。エルに居場所を知られないようにするためだった。
だが、姉はすぐにわたしを見つけた。

午前2時。突然鳴り出した電話にイヤな予感がした。
エルからの電話だった。
6年のあいだ避け続け、23回も番号を変え、引っ越しまでしたのに、エルはまた易々とわたしを見つけた。
エルは、母親が死んだことをわたしに告げた。

29年ぶりに帰ったスコットランドの生家は、広々とした敷地をそなえた大邸宅だった。
だが、再会した父親がわたしに放ったのは「おまえは来るべきじゃなかった」という一言だった‥‥。

内容説明

姉エルからの突然の電話は母親の訃報だった。三歳で叔母に預けられて以来、二十九年ぶりにスコットランドの生家にわたしは帰った。幼い頃、両親や叔母は姉妹の接触を禁じたが、エルはいつも唐突にわたしの前に現れた。そのたびにむらっ気で攻撃的な態度に傷つけられ、わたしはエルを避けるようになっていた。生家は思っていた以上に裕福だったが、父親が放ったのは「おまえは来るべきじゃなかった」という一言だった。なぜわたしは屋敷と両親から引き離されたのか。なぜわたしだったのか―。読む者を釘付けにする見事な語り口。必読サイコ・スリラー!

著者等紹介

アダムズ,ミシェル[アダムズ,ミシェル] [Adams,Michelle]
1981年、イングランド生まれ。キプロス在住。大学で臨床科学を専攻し、卒業後は心臓生理学の研究員。2005年より長編小説の執筆を開始。2017年、『邪魔者』でデビュー

中谷友紀子[ナカタニユキコ]
神奈川県生まれ。京都大学法学部卒業。ミステリ小説の翻訳を中心に手掛けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

星落秋風五丈原

20
そんなにまでしてまだ姉が好きなんだ。ふーん、だったらご勝手にという感じかな。2024/01/12

パンダプー

10
台風21号の夜に一気読み。 警報や避難勧告が出ているが、暗いし、外に出ない事にする。この本の感想はうーん今一歩。2017/10/22

かりめろ

4
イカレた姉に翻弄されつづける妹。どこまでも広がる姉の仕掛けた罠。どれだけ傷つけられても姉を追い、服従してしまう妹の行動は、誰かの弟や妹だったらわかるはず。妹が探し求める「答え」はさほど意外なことでもなく、切っても切れない姉妹のしんどい関係のほうが、わたしには読みどころでした。2017/12/11

入江大和

3
妹アイリーニ視点で語られる物語。姉エルの存在が圧倒的で、その個性というか精神状態が怖い。サイコパスなのか、人格破綻者なのか。そんな姉を憎みながらも見捨てられない妹。その気持ち、分かる。分かるけど…ちょっと馬鹿じゃない?といらいらしてしまう。謎も細切れに現れ、そこ、もっとずばっと訊きなさいよ!と途中何度も叫びたくなりました。謎が解かれると両親の気持ちも分からなくはないなあと。なんだかんだと先が気になり一気読みでした。2018/03/16

Psychopath

3
☆☆2017/11/16

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