出版社内容情報
伊勢神宮が伝える日本人の素晴らしき智恵
「伊勢の深い森のなかに世界で一番古くて新しいものが存在する」。世界的建築家のアントニン・レイモンドは伊勢の神宮をこう表現した。パリ市街に匹敵する巨大な森の中に存在する百二十五社の総称である伊勢の神宮。第六十二回式年遷宮の広報室長を務め、神宮禰宜として奉職する著者は、二千年続く自然との「共生循環思想」を「文明のモデルとなりうる智恵とシステムがある」と説く。
<現にパルテノン神殿は廃墟となり、ピラミッドは風化するばかりです。けれども、神宮は二十年に一度、神殿を新造して神々を遷すという式年遷宮によって、常に若々しい姿を見せるのです。>(本文より)。写真は宮澤正明氏。
【編集担当からのおすすめ情報】
宮澤正明監督のドキュメンタリー映画「うみやまあひだ~伊勢神宮の森から響くメッセージ」の原案本です。
内容説明
「伊勢の深い森のなかに世界で一番古くて新しいものが存在する」。世界的建築家のアントニン・レイモンドは伊勢の神宮をこう表現した。パリ市街に匹敵する巨大な森の中に存在する百二十五社の総称である伊勢の神宮。第六十二回式年遷宮の広報室長を務め、禰宜として奉職する著者は二千年続く自然との「共生循環思想」を「文明のモデルとなりうる智恵とシステム」と説く。
目次
1章 常若の聖域(世界の聖域;神話伝承;鎮座伝承;美し国の文化)
2章 永遠の智恵(役立たない喜び―宇治橋と木除杭;踏まれて役立つ―参道の玉砂利;つなぎ・止める力―火除橋;人間を洗濯する―五十鈴川の御手洗;災いの想定と軽減―滝祭神 ほか)
著者等紹介
河合真如[カワイシンニョ]
昭和30年、岐阜県に生まれる。神宮禰宜。高校時代に化学を学び、公害問題に直面して自然との共生思想をもつ神道に共感し、昭和50年より神宮に奉職。第62回式年遷宮時には広報室長を務める。現在、「神宮徴古館」および「せんぐう館」の館長
宮澤正明[ミヤザワマサアキ]
昭和35年、東京都に生まれる。日本大学芸術学部写真学科卒業。「夢十夜」で米国ICP第1回新人賞受賞。平成16年、神嘗祭を機に伊勢神宮の撮影を開始。映画「うみやまあひだ―伊勢神宮の森から響くメッセージ」初監督(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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